第32話⬜西方同盟
鳥人族?この人たちは鳥人族だよね?それなら親戚みたいなものじゃないのかな。
「さあ一緒に来てもらうか。縛り上げろ!」
「アハハハハおもしろいわ〜やってご覧なさい!」
あ、そんな事言ったら、次の瞬間鳥獣人達はソレイユねえさんにナデナデされて落ちて行った。
「さあ、ついて行きましょう〜」
「・・・」
はたき落とした の間違いじゃないのねえさん。まあ縛り上げるなんて言うから叩き落とされるぐらいはしょうがないかな。
たくさんの鳥人族が出てきた。みんな槍を持っている。違う種族も出てきた。初めて見る種族だな。みんな3m ぐらいはある。斧やハンマーを持っている。
「我は獣王連合国竜人族のソレイユ・ミルキーウェイ。突然の来訪は詫びるが、これ以上やると言うなら相手になる!」
「ルーナでしゅ。話がしたいでしゅー!」
「我が西方同盟は鎖国が掟、侵入者は許さん!」
あ これダメなやつだ。でも姉様も武器をまだ出していない。あんなことを言ってもまだ本気じゃないってことかな。
ここは魔法で食い止めよう。パラライズを発動する。
「ぱらりん!ぱらりん!ぱらりん!ぱらりん!ぱらりん!」
「うあー」
「ぐぎぎぎぎ」
「あがががががが」
とりあえず先陣で出てきた50名はみんなぶっ倒した。これは俺たちが侵略者なんじゃないのか。
続いて更に100名ほど出てきた。ねえさんは風魔法で相手をキリモミ状態にしてふっ飛ばした。
見事に全員倒れている。これで第二陣も全滅だ。まだ来るかな?そう思っていたら一人の男が立ちはだかった。
「話なら俺が聞こう!巨人族ヒル・ターナーだ」
さっきのでっかい種族だ。巨人族というのか。話ができるのなら一応治しておくか。エリアヒール!
「痛いの痛いのとんでけー!」
「あれ?痛くない」
「治った!」
「それは魔法なのか?」
「そうでしゅ」
あれ?魔法を知らないの?どういう事だ?
「我々は魔国の様子を探るために空から偵察をしていた。この近くまで来て結界が張ってあったので魔国の敵対勢力かと思い入ってきたのだ」
「魔国とは この東側にある侵略者たちのことか。あれは国ではない」
「我らも初めて入ってきたのでな。それにしても魔国の連中を阻める この結界はなかなか素晴らしいものだな」
「昔から有るものだ。我らは管理しているに過ぎない」
その後は近くにあるわりと大きい建物の中で話し合うこととなった。多分 巨人族の住居なのだろう。かなり大きい。
この辺は村なんだろう。畑に作物が植えてある。竜人族の村とは違う種類のもので初めて見るものが多かった。
見たところ文明レベルは獣王連合国と同レベルのような気がする。みんなこちらを心配そうな顔をして見ている。今まで来訪者というのはなかったのだろう。
「あなた方が ここへ来た訳はよく分かりました。確かに東の侵略者とは 敵対する関係です。しかしもう1000年以上も関わり合いがありません」
「そうですか。私たちの国は魔国の進攻にずっと苦労をしてきました。壁を作りようやく防衛ができるようになったのです」
これは話が進まないな。別にこの国は国交なんか開かなくても困っていないようだし。
「情報ありがとうございました。我々も皆で話し合いをしてみようとは思います」
「仲良くするなら連絡くだしゃい」
「これは?」
空間魔法通信について説明した。ここを開きたいならば これで連絡するようにということを伝えた。しかし、これは望み薄いかな。
「来たところから帰ればいいですか?それとも南の方に動いてから結界を出た方がいいですか?」
「ここから出て大丈夫です」
「分かりました。それでは失礼しました」
上空に飛び上がって黒い霧を抜けると魔国の景色が見えてきた。南の方に移動して飛んで行くことにした。
「こんなところに国があるなんて びっくりしたでしゅ」
「そうね〜結界に守られて ずっと生き延びてきたんでしょうね〜」
入って行って全く悪いことをしたな。平穏を乱してしまった。
魔国側に転移門を設置するのは危険だ。しかしまた来るならあった方が便利なのだ。
俺は南へ飛びながら転移門が設置できそうなところを探した。
結局魔国ではなくてずっと南下して魔の森の中に設置して帰る事にした。
洞窟があったのでその中に設置して帰る。こちらからは来れないように保管庫は内側から鍵をかけておいた。ここから転移して俺たちの魔国偵察は終わった。
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