第13話⬜家族会議
「第1回ミルキーウェイ家家族会議を始めましゅ」
「あら〜なんで〜」
「これからのミルキーウェイ家の方向性を話ち合いたいでしゅ」
「方向性?そんなの気に入らない奴はあたいがぶっ飛ばす!これで決まりだ!」
「毎日コメットと一緒で幸せですー。ポッ」
「冒険者として活動するのも楽しいけど〜その後の交流も楽しいのよね〜」
だめだこいつらは放っておいたらバラバラで好きなことをやり始めてどうなるか分かったものじゃない。
まず一つ仕事を持ってもらわないとだめかな。ソレイユねえさんは冒険者という仕事をしているから大丈夫だが残りの2人はどうするか。
「コメットねえさんとユノねえさんはどんなお仕事するです?」
「あたいは戦うしか能がねえ。戦いを仕事にしてえ」
「うーん、そうすると冒険者か傭兵さんでしゅかね」
「傭兵か。いいな、それにする!」
ユノねえさんはコメットねえさんの方を見て考えているようだがどうするのだろう。
「ルーナはどうするの?」
「ルーナはこれからも錬金術を極めていきましゅ。そしてお金をいっぱい貯めて幸せになりましゅ」
「それなら私はゴーレムを率いて傭兵団に入ります。そこで戦果を上げてお金を稼ぎルーナの助けになります」
こいつはコメット大好きっ娘だからな。絶対に離れそうにないな。
「でも自分が戦えないと傭兵団には入れてもらえないと思うでしゅ」
「戦えます。今から見せます」
外に出て戦いぶりを見せてもらうことになった。彼女は特に武器を持っていない。一体どうやって戦うのだろう。
「それじゃあコメットねえさん相手をしてください」
「おういいぜ!」
「ルーナ!ひ、ひどい!コメットと戦うなんて」
「ただの模擬戦でしゅよ」
急に動きがスローモーションのようになった。自分の中で何かと戦っているようだ。歯を食いしばっている。あれ?両膝をついたので無理だったか。
「しょうがないわね〜私が戦ってあげるわ〜」
ユノねえさんはスッと立ち上がって戦闘態勢を取った。
「お願いします!行きますね!」
周りに落ちている石や岩を浮かせてソレイユねえさんにぶつけ始めた。何十個何百個という石や岩が飛んでくる。
しかしソレイユねえさんはその石や岩を青龍刀で全て粉砕していく。
「フハハハ〜やるわね〜」
次にユノねえさんは川から水を大量に浮かせてソレイユねえさんを押し包んだ。しかしすぐに魔法で水の塊を蒸発させた。
「びっくりした〜魔法が使えなかったら危ないわね〜今度はこちらから行くわよ〜」
ソレイユねえさんは青龍刀でユノねえさんに切りかかる。凄まじ数の連撃だ。
しかしそれら全てを浮いている岩や石を自分の周りに回転させながら防ぎきった。
「すごいでしゅ、それまで!」
「すげーなユノ!びっくりしたぜ!」
「え、それほどでも〜」
ユノねえさんは恥ずかしそうに身をくねくねさせている。
「それにしてもソレイユねえさんはものすごいな。あたいに相手をお願いしやす!」
「いいわよ〜」
ソレイユねえさんは巨大ハンマー、コメットねえさんは大鎌を手に取った。
2人は超重武器を軽々と振り回しお互いに向けて打ち込み始めた。
ガインガインとすさまじい音がする。ソレイユねえさんのハンマーが赤く燃えだした!コメットねえさんの大鎌は真空刃がビュンビュン出ている。
「アハハハハ何か楽しいわ〜」
「うぎぎぎー」
「やめるですー!お家が壊れちゃいましゅ」
ピタッと戦いが止まった。2人は和やかな雰囲気で話をしているようだ。それを見ているユノねえさんはなぜか膨れ面をしていた。
みんなの戦い方がわかったので必要な武器を用意しようと思う。ソレイユねえさんとコメットねえさんは大丈夫だろう。ユノねえさんにはたくさんの武器を持たせようと思っている。
ロングソード100本、ショートソード100本、手裏剣100本、槍100本、鉄球100個、円盾100個これで彼女の力は十分に発揮されるだろう。
ゴーレムを連れて行くと言っていたから素早く動けるゴーレムを100機用意した。
あとは魔力玉だ。俺の魔力を込めた玉をたくさん用意した。毎日寝る前に訓練して魔力を玉に込めているやつだ。
あとはマジックバッグをいくつか持っていれば色々と使いやすいだろう。まだ持っていないコメットねえさんにもあげておこう。
あれ?おかしいな。なんでこんなに一生懸命になってやってるんだ。俺の代わりに色々やってくれる兄弟分を作るのが目的だったはずだ。
まさに目的は達成したじゃないか。だけど兄弟ってなるとつい一生懸命になっちまうな・・・。
ああ、俺は家族が欲しかったのか。
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