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物語調の詩/短編

虚無と連環の樹

作者: 日浦海里

根っこの一つ一つから

吸い上げていくのは星の記憶


枝葉の一つ一つから

受け取っていくのは宇宙(そら)の記録


地に溶け落ちた生命の恵み

空から降り注ぐ生命の輝き


混ざり交わって産まれて落ちる

新たな種となる生命の実


流れ駆け巡って育ちて伸びる

新たな種になる知恵の実


無限の生命は連環の果てに

無限の知恵は円環の内に


死して伸びる時の枝

資して広がる虚の葉


孵る

飼える

変わって

還る


無限の生命は連環の果てに

無限の知恵は円環の内に


獅子として伸びゆく爪の枝

指針を得て広がるは土の根

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― 新着の感想 ―
[一言]  エデンの園がモチーフですね。  生命の実より、善悪を識る実を選んだ人間。  アダムとエヴァ以外にも人間がいて、そちらは生命の実のほうを口にしていたら?  ふたつの人類による生存戦争が!! …
[良い点]  其の樹が吸い上げ枯れる記憶にも、生命の素は水ですね♪
[一言] 使われている言葉のセレクトがとても綺麗で、読みながら堪能させて頂きました。 「しして」「かえる」の言葉の使い方もなるほどと思わせられます。 星も宇宙も地も空もすべては繋がり、生命は巡っていく…
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