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放課後、闘技場にクラスメイトたちが集まっていた。
そして、闘技場の中央には、もちろん、ペネロペとロトが立っていた。
これ、イベントだわ。
ここで、ペネロペを仲間にするルートに入るかどうかは、大体、決まる。
ストーリーの分岐が結構複雑なので、例外もあるにはあるのだが。
主人公君が、ペネロペに勝てば、ペネロペルートにかなり近づく。
一方、ペネロペが主人公に勝てば、ペネロペルートからかなり遠ざかる。
これ、どっちが勝った方が、俺にとって、都合がいいんだろうか。
主人公が勝てば、ペネロペルートにかなり近づくのだ。
すると、俺は、基本的にペネロペだけを気にすればいいことになる。
そっちの方が、フラグ管理が楽なはずだ。
つまり、主人公が勝った方が俺にとっては都合がいいことになる。
よし、主人公様を応援した方が良い。
ロトとペネロペが何かを話している。
観客席からは、聞こえない。
おそらく、試合のルール確認をしているんだろう。
お互いに殺さないように、とか。真剣は使わない、とか。
そんな感じだった気がする。
ゲームで見たはずなんだが、内容はよく覚えていない。
徹夜中、少し朦朧とした頭で、クリアしたゲームの内容を詳細に覚えているだろうか?
いや、覚えているわけがない(断言)
いくらハマって全クリしたゲームとはいえ、すべての内容を覚えているなら、俺は県で一番の進学校に行っていたにはずだ。
そんなくだらない言い訳を自分に対して、していると、二人が距離を取り出した。
いよいよ始まるらしい。




