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「おはようございます、レイ様」


レイ様?


俺は、様を付けられるような大層な身分だったっけ?


目を開けると、そこには、金髪巨乳美少女メイドがいた。

大事なことだから、もう一度言う。

そこには、金髪巨乳美少女メイドがいた。


「レイ様、どうかなさいましたか?」


俺は、彼女のたたずまいに魅了された。

茫然としたまま、返事をしないでいると、彼女は、みるみる顔色を悪くした。


「申し訳ありません。何かお気に障るようなことしたようで」


「ベッドの端に座れ」

俺は静かに言う。


「えっと、こうでいいですか?」

彼女は、ちょこんと、ベッドに腰かける。


夢ならば、覚める前に満喫するのが吉だ。


俺は、彼女の太ももに頭を乗せた。

すなわち、膝枕である。


「れ、レイ様!?」

「動くな。気が散る」


威厳たっぷりに言う。

が、やっていることは、仰向けに横になっているだけである。


目を開けば、双子山が目に入る。

まったくけしからんことこの上ない。

重力という自然法則に完全に逆らっている。


「名前は?」

「わ、私ですか?イスカです」

「イスカはすばらしいな」

「そ、そうでしょうか?」


彼女は、恥ずかしいらしく、顔を赤らめている。


柔らかな太ももを堪能していると、イスカがこちらをのぞき込む。


「レイ様、このままでは、また私が叱られてしまいます。

貴重なお時間を無駄にしてはいけません」


「貴重な時間だと?

これ以上貴重な時間はこの世にはない」


イスカはあわあわしている。


しかし、俺は、それを気にせずに、無言で、顔を彼女のおなかに押し付ける。


やはり、柔らかい。


しばし、俺は思考するのをやめて、その感触を楽しむことだけに集中した。

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