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王子に見つかりました。

短いです。

振り返ると、何ともまあ、いかにも王子さまっぽい金髪碧眼の(私と同い年位かな?)

子が立っていた。まあ、ここ王宮だしこの子多分…この国の王子サマだよね?


「ああ、えーと魔法の練習をしていました。」


「…お前、ちゃんと検問通ったか?」


おお!なんか騎士っぽい人がいてめんどいから塀乗り越えちゃったけど、そうかあれは検問だったのか。

そう、正確に言うと平民がお城に入ってはいけない、という事はない。だがその場合はきちんとした手続きを踏まなければいけないらしい。

だがその質問に私は答えることが出来ない。なぜなら通っていないからだ。

しかし相手はこの国の王子さまだ。答えないわけにはいかないだろう。


「…通っていませ「通ってないのか!?」…はい…。」


するとなんか殿下がプルプルと震え出した。やはりまずかったか…牢屋とかに入れられてしまうのかな…?


「お前っ、お前っ…!」


「…。」


「すごいじゃないか!」








…は?

…ああ、そうかあの高っかい塀を乗り越えたからか。


「ふつう、あの脇の塀を乗り越えようとしたら城に張られている結界が作動して魔力が吸われるはずなんだ!」


ああ、そっち。だけどそんなに吸われているような感じはなっかったような…。

あ!私は無限魔力があるからか…。


「私は魔力は多い方なので。」


「多いどころじゃないだろ!あの結界は魔力をほとんど吸収するんだぞ!今平然としているのはおかしい。」


そうなのか?なら、結構人間離れしている事してしまったかもしれない。変人だと思われないだろうか…。


「お前取りあえず取り調べ受けてもらうから。」


は?なぜそうなる。

…いや、当たり前か。


「だが嫌なら1つだけ逃れる方法があるぞ?」


何ですかと顔を突き出した私に王子さまは笑顔で言いました。


「俺を冒険者ギルドに連れってってくれ!」


きっと今私は何を言っているんだこの王子はという顔をしているのだろう。と、


「お前、こんなところで魔法使ってたし、魔法使うの好きなんだろ?捕まったら魔力は封印、二度と魔法は使えなくなる。いいのか?」


…。


「いきましょー」


「ありがとう。「めちゃくちゃ扱いやすっ」」(小声)


なんか言った?というように睨むと彼はスゴイごまかしている感満載な感じで


「なんでもないよ。」

といった。


その後、

…これって不敬罪か?と、いまさらながらに思った私でした。






***






「それにしても、どうやって行くんだ?王宮は警備が硬いぞ。」


王子、お前分かってて言ってたのか?なぜにそんな無理難題を私に押し付ける。


「だってお前が使っていた魔法って結構珍しい奴もあったよな。だからできるんじゃないかな~と。」


「ハア、取りあえず私の事はアイシアと読んで下さい。あなたのことは何と呼べばいいですか?」



王子は3秒ほど考えると、

「そのままの名前だとばれるから、アクアと呼んでくれ。それから敬語も必要ない。」


そうそうどうやって行くんだという質問だったな。


「分かった。で、私のスキルを使っていくんだけど、隠密って知ってる?」


すると目に見える程に興奮した様子のアクアは、

「隠密か!そのスキルが使えるのか!あれは便利なスキルでスキルの中でもかなり歴史の長い…」


何だか長くなりそうだから…


「では行きますか。」


「ちょっと待てその前に、



           …ステータスオープン」



すると目の前にステータスが現れた。

きっとアクアのステータスなのだろう。さて、そのステータス君がこれだ…



職業 魔法剣士 LV 99

HP 869999/869999

MP 5640/5640


俊敏 67

器用 27

運  43


【固有スキル】

超戦術魔法

全状態耐性

超回複

魔力完全回復

絶対防御

全精霊の加護

身体能力強化

亜空間収納


【スキル】   【魔法】

武器召喚    超戦術魔法

跳躍      強化魔法

気配遮断    付与魔法

魔力維持

武器強化    【?】

威圧       ?

瞬間記憶

頭脳加速

鑑定

探索


【職業】

魔法剣士 LV 99 

付与術師 LV 99

剣士   LV 99

錬金術師 LV  0

探究者  LV  0

鑑定士  LV 18

魔王   LV  0

狩人   LV 20

勇者   LV  0

鍛冶屋  LV  0




わーこっちにもヤバい人がいるー(棒)

アクアは魔法使いより剣士よりのステータスだな。私は魔法使いだけど。

ていうかなんでこれ私に見せたの?


「いや、仲間なんだから見せといた方がいいだろ?」


まあ、一国の王子ともあればこんなステータスなのだろう。

じゃ、行きますか。レッツゴー!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「冒険者ギルドへようこそ!今日は何の用件で来られましたか?」


「冒険者登録をしに来ました。」


私たちはまだ7歳だが、冒険者登録は試験にさえ受かれば何歳からでも入れるのだ。

ちなみにアクアには「隠密」をかけているので王子だという事がばれることはない。


「分かりました。この紙の記入欄を埋めて下さいね。試験の日はいつがいいでしょうか?」


基本的に当日にやることはないらしいがアクアは時間がそんなに開いてないらしいので

今日やることにした。


「今日でお願いします。」


「分かりました。今日は他に受ける方もいるので、言っておきますね。ああ、書き終わりましたね。  じゃあ、1時間ほどお待ちくださ…

                   え?」






ありがとうございました!

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