いろいろ試してみた。
「…こんなに簡単でいいのかな？」
まあこれももらったチートだろうということは99％確定だろう。
チートつけすぎじゃね？…いや、別にいいんだよ？でも、ねえ…これはおかしいでしょ。
「なんで全属性使えるんだ！？」
そう。首をひねっていたのは「全属性使えるから。」でした。
基本の火、水、風、土はもちろんのこと、雷、召喚、無属性、光、闇、回復魔法も使えた。
＋重力、時空、付与魔法も使える。…ここまで言えばもう後は分かるよね？
そう。聖魔法も使えたのだ。
…おかしい。チートだとしてもおかしいよ。
「ああ、こんなにやったらステータスどうなったかな…。」
私は恐る恐るステータスを見た。
それがこれだ。
職業 魔法使い
ＬＶ ３０
ＨＰ ９９９９９９７／９９９９９９９
ＭＰ ∞
俊敏 ４４
器用 １４
運 ２６
【固有スキル】
無限魔力
全属性適性
【スキル】 【魔法】
鑑定 火魔法
隠密 水魔法
魔法適性 風魔法
俊敏 土魔法
？ 雷魔法
召喚魔法
無属性魔法
光魔法
闇魔法
回復魔法
重力魔法
時空魔法
付与魔法
聖魔法
【職業】
魔法使い
忍び
鑑定士
回復術士
聖女
魔獣使い
？
うん。おかしいけどもう驚かない。
ちょっとずつ見てくか。
「…この職業の忍びって何だろう？」
忍者みたいなやつかな。発動条件は、スキルに「隠密」があることか…。
ん？待てよ？忍びってことはいろんなところに忍び込めるんだよな？
前々から行きたかった所があるんだよな…。何せ、このあたりで一番の図書館と言っても、
魔導書はせいぜい上級魔法程度まで。それ以上はないのだ。
私的にはせっかくチートなんだからもっと難しい魔法を使いたいし、自分で魔法を作っても見たい。
「…王宮に忍び込んでみるか。」
＊＊＊
んー…どーしよっかなー？これ以上なんかあるか？いやない！よしＯＫ！
私は今、王宮にある本を探すための計画を立てている。まあ、計画といっても特にない。
「隠密」というスキルを使おうと考えただけだ。
「いったるで～！」
といいながら王宮へ向かった。
＊＊＊
…そろそろ隠密使うか。
あ、なるほど。隠密を使うと職業は忍びになるのか。
だがやはり分からないといっても正面突破はやりたくない。心臓に悪い。
という訳で、裏の塀を乗り越えることにする。どうやるかって？ふふふ、そりゃあもちろん、
私の固有スキルにある、この超剛力くんを使うのだー！
多分名前からして力が強くなるんだろう。と、いう事はだ。これで塀乗り越えちゃったらいいんじゃない？
と考えたのだ。
「よーし。せーの！」
掛け声と共に飛び上がった体は、いとも簡単に城の内部へと入り込むことが出来た。
私は思った。
「こんな簡単でいいのか？」と。
ふつう、こういうのは悪戦苦闘しながらもなんとか乗り越えた、とかいう感じでしょ。
…とりあえず書庫探そう…。
＊＊＊
「ここか。」
王宮の書庫はとにかく広かった。家の近くの図書館の５倍はありそうだった。
あ、そうそう魔法についての本を探すんだった。
えーと、この辺か。
「やっぱり街にはなかった本があるな…。」
予想どうり王宮の書庫には町の図書館よりももっとすごい本があった。
中には神話級の魔法が載っている本もあった。
「おお！？」
…しかし、ここで私の悪い癖が出てしまった。
私はすぐに実践してみたくなる派なのだ。結局誰もいないのを確認し、隠密を使い、結界を張って実践してしまった。その癖のせいであんなことになるとも知らずに。
「すごいな…。」
王宮の本に書いてあった魔法は、威力がすごかった。当たり前といえば当たり前だが上級魔法よりも強い物もあった。
そして、スキルなどの使い方を書いた本もあったため、それもやってみた。その結果…
職業 忍び
ＬＶ ９９
ＨＰ ９９９９９６／９９９９９９
ＭＰ ∞
俊敏 ６８
器用 ４６
運 ５４
【固有スキル】
無限魔力
全精霊の加護
全状態耐性
超回復
超剛力
蘇生
創造
亜空間収納
転移
全属性適性
【スキル】 【魔法】
鑑定 火魔法
空間探知 水魔法
千里眼 風魔法
魔力回復加速 土魔法
隠密 光魔法
威圧 闇魔法
頭脳加速 雷魔法
念話 召喚魔法
能力吸収 回復魔法
結界魔法
付与魔法
重力魔法
時空魔法
聖魔法
【職業】
勇者 ＬＶ ０
魔王 ＬＶ ０
賢者 ＬＶ ９９
錬金術師 ＬＶ ０
戦士 ＬＶ ０
魔法使い ＬＶ ９９
回復術師 ＬＶ ０
武道家 ＬＶ ０
魔法戦士 ＬＶ ０
魔獣使い ＬＶ ０
聖女 ＬＶ ０
弓使い ＬＶ ０
暗殺者 ＬＶ ０
大魔導士 ＬＶ ６
探究者 ＬＶ ３
結界魔術師ＬＶ １２
…化け物じみた結果になっちゃったな…。
などと思いながらステータスを見ていると。
「…何をしている。」
ありがとうございました。
