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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
第五章「掃除をしましょう そうしましょう」
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郁巳達、試される

 イノシシ肉購入!の前に

 「さてと、じゃあイノシシの肉をネットで購入するよ~」


 「わー。ぱふぱふ」


 「…ぱふぱふ」


 「なあ舞羽、イノシシ肉とかって決闘場に売ってるんじゃないのか?」


 盛り上げる舞羽とそれに乗る綾とまりもに郁巳がふと質問を投げかけた。


 「あはは、いつも決闘場で買い物してるけどイノシシ肉って滅多に出ないから購入しようとなんて無理なんだよ。それにネットなら時間がかかるけど確実に購入できるから便利だよ」


 「ふむ、そういうものなのか」


 「そうそう、そういうもの」


 「で、どの位購入するの悠季ちゃん?」


 今まで口を出さなかった和が声を発した。


 「あ、和先輩。和々先生の方はいいんですか?」


 「あはは、和々先生なら隅っこでふてくされている位まで回復したから大丈夫だよ」


 「……なんで私だけだめなのよ……よし、こうなったらその時にお酒持って行って飲もう……ふふ…ふふふふふ……」


 「ってな感じにね」


 「「あ~……」」


 「…アウトー」


 「うんセーフだから大丈夫だからマーちゃん……ですよね和先輩?」


 「う、うーん。身内としてはセーフだけど先生としてはどうなんだろう……」


 「和先輩、普通に皆でご飯を囲むだけですから部活ではない。それで問題ないですよ」


 和が部長として迷ってる所に郁巳が助け船を出した。


 「……それで良いの?」


 「はい、それに夕食に一人2000円なんて家庭料理部としては場違いだと思いますよ」


 「!?いくみんから正論言われた……ショック~」


 「和先輩!?」


 「あはははは!冗談、冗談だって。それにしてもいくみんから『家庭料理部としては場違いだと思いますよ』って言われるなんて……こりゃ傑作だ!」


 「ちょっと和先輩!?そんなに!?」


 「うん、肉兄、むっちゃウケる……ぶぷっ」


 「…うけるー」


 綾とまりもが非情な反応を返した。


 「あはは。まあいくみんも家庭料理部に染まってきたんだよ。ね、いくみん」


 舞羽はそんな言われようの郁巳のフォローを透かさず入れた。


 「うう……俺の味方は舞羽だけだよ」


 「そ、そんな事ないよ!?ほら、皆いくみんの事好きだし」


 「え」


 「え」


 「え」


 「え」


 「まあ肉兄は腐っても兄だからね。そりゃ家族は好きですよ」


 ボンッ


 どこからともなく四つの火山から煙が上がった。


 「いや!好きって!?分かってるよ!LOVEではなくlikeだって!?でも好きとかって」


 「お、落ち着いていくみん!?そりゃボクが皆がいくみんの事好きだって言ったのは言葉の綾でLOVEってことじゃないんだからね!…まあlike以上はあるんだけどね!」


 「お、落ち着いて下さい舞羽先輩!それじゃあ私達全員が郁巳先輩に気があるみたいに聞こえるじゃないですか!?」


 「うんうん、そうだよ。気があるのは悠季ちゃんだうげっ!」


 「の・ど・か・せ・ん・ぱ・い」


 「待って待って悠季ちゃん!?そんなに首掴まれてだと和先輩超怖い!怖すぎるよ!!」


 「まあ好きでなければ皆でご飯食べようなんて言わないって」


 「「「「和々先生!!」」」」「お姉ちゃん!?」


 「ふふ、皆若いわね~。そんなんだと婚期失くすわよ!私みたいに!」


 「「「「………………」」」」


 「あれ?」


 「……お姉ちゃん、それ、笑えないよ~…」


 「あれ?そうなの?」


 「それにお姉ちゃん、まだ二十代じゃん。まだ婚期失ってないって」


 「あれ?そうなの?まだ私婚期あるの!?うっそ嬉しいー!」


 年相応にはしゃぐ洋に皆顔を合わせてふふっと笑った。


 「まあ確かに皆仲が良くないと集まらないか」


 「そうだね。まあ、いくみんは皆の事どう思ってるかを聞きたいけど、ね~」


 「「「ね~」」」


 舞羽の言葉に綾、まりも、和が口を揃える。


 「ね~って言えるか!……そんな恥ずかしいこと」


 ボンッ


 ピュー


 顔を真っ赤にした郁巳以外から三つの噴火とマグマが確認されたのだった。

 とんだ惨事w

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