姉、先生、顧問、ノリ!
片付けを始めようとした矢先、先生で顧問で和の姉である新キャラの登場です!
「さてと、じゃあ先ずはどこから片付けようか」
舞羽が先頭を切って部室を見渡した。
「…先ずはって部長の前の料理本の山をどうにかしないと無理」
まりもがスッと部長の座ってる方を指差した。
「あは、あはははは…」
舞羽がやっぱりかと苦笑した。
「うんうん、だよね。グッジョブ!」
和がグッと親指を立ててウインクした。
「「「「………」」」」
和以外の四人が冷たい眼差しで和の方を見た。
「あ…あう…」
和は居たたまれない気持ちになり目の前の山積みの本の陰に隠れる様に顔を隠した。
「おほん。じゃあ先ず和先輩の前の本を片付けようか。宜しいですか和先輩?」
「う、うん!良いよ、悠季ちゃん!」
「よし!じゃあ片付けていこうか。和先輩、いるやつといらないやつを言って下さい。私達が仕分けしていきますから」
「おお、舞羽が頼もしいぞ!」
「先輩カッコいい~!」
「こらそこ琴乃葉兄妹。人を煽てて自分達はしない様に少し後ろに下がってるなんて、ま・さ・か、そんなことしないよね?」
舞羽の背後に鬼神が見えるかの如くのスマイルを入り口近くに下がった琴乃葉兄妹に向けた。
「め、滅相もない!ね!肉兄!」
「お、おう!そうだぞ!面倒くさいなんて思ってもないぞ!」
「じゃあまりもちゃんよりこっちに来なさいよ。大丈夫、怖くないよ~」
舞羽がスマイルを崩さないまま琴乃葉兄妹に近づいた。
「「い、嫌ー!」」
「…南無」
恐怖に震えた琴乃葉兄妹を見てまりもが合掌をした。
『うんうん、皆仲良しだね~』
部室の外から聞き慣れない声が聞こえた。
「「「?」」」
郁巳、綾、まりもがクエッションマークを浮かべて扉を見つめた。
ガチャ
扉を開けて入ってきたのは和をもう少し大人にした雰囲気の女性だった。
「あ、お姉ちゃん」
「「「え」」」
「こら和。ここでは和々先生と呼びなさい」
「和々先生こんにちは~」
「はい悠季ちゃん、こんにちは」
「「「………」」」
「あ、ほらほら悠季ちゃん。新人さん達がパクパクして固まってるから説明してあげて」
「あ、いくみん、綾ちゃん、まりもちゃん。こちら我ら家庭料理部顧問で部長のお姉さん、和々 洋先生」
「はーい。皆、こんにちはー。私が和の姉で今年赴任してきた新人教諭の和々 洋だよ~。気軽に洋先生って呼んでね~。あ、ついでに家庭料理部顧問だよ~」
「「「………」」」
「悠季ちゃん三人共ノリが悪い~」
「和々先生、ノリが悪いのでなく余りの情報量の多さにフリーズしているだけですよ」
「あ、そっか~ごめんち」
「「「………」」」
「おね…和々先生。先生がそんな感じじゃ周りに示しがつかないですよ」
「いいもーん。ここではいつも通りこんな感じでいくもーん」
和々先生こと蓉子はぷーんと頬を膨らませてそっぽを向いた。
「あはは…ごめんね皆」
和が申し訳なさそうに胸の前で手を合わせてた。
「あ、そうそう顧問として名簿は見てるけど一応自己紹介お願い。え~っと、先ずは君!男の子!いくみん?だっけ」
「あ、初めまして。二年の琴乃葉 郁巳です」
「はいはーい。私が妹の綾でーす。一年!」
「…臼井 まりも…一年です」
「うんうん。いくみん、綾ちゃん、まりもちゃんだね。よろしくね!ところで悠季ちゃん、久しぶりに来たけど今日は何してるの?」
「ちょっと和々先生!何で部長である私に聞かなくて悠季ちゃんに聞くんですか!?」
「何でって…ねえ」
「ねえ…ってボクに振らないで下さいよ!」
洋に話を振られて悠季があたふたした。
「…何ていうか…和々先生って…」
「「自由だな~」」
まりもの一言に郁巳と綾が口を揃えて言ったのだった。
新キャラ和々 洋です。妹が和なので姉が洋なのです。




