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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
番外編「女子たちのクレープ会」
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大人な対応

 どったんばったんが終わり今日一日の動きを話し合う綾達四人。どこ行く?

 「さてと、着替え終わった、し…マーちゃん、の、ナイスヴォディーを、拝んだ事だし…次に何をしましょう。ちょっとマーちゃん痛い痛い!」


 「!ー!ー!」


 まりもに追いかけられて息を切らした綾がまりもに脇腹をつねられながら話した。


 「うーん、何をしようか…急にお泊まりになったから予定を考えてなかったよ」


 舞羽がテーブルに肘をつきながら頭を捻っていた。


 「まあ今日の夜にはいくみんが北海道から帰って来るんだから悠季ちゃんはおめかししないとね~」


 「ちょ!?な、何言ってるんですか!?そこ!綾ちゃんとまりもちゃん!何ニヤニヤしているの!?」


 「「いえいえ~。にやにや」」


 顔を真っ赤にしながら弁明しようとする舞羽にそれを見てにやにやする綾とまりも。


 「いや~、昨日からカミングアウトが多いな~」


 「…何他人事みたいに言ってるんですか和先輩。先輩だって従兄弟のお兄さんぐっ」


 「わー!わー!」


 「ん?」「…?」


 舞羽はさっきの事をバラそうとしたが和がその舞羽の口を塞ぎ大声を上げてその場を濁した。


 「じ、じゃあ今日は部活の一環として調理器具見に行かない?」


 「え~、和先輩、今日も部活動ですか~?」


 部活動と聞いてブーたくれる綾。


 「あはは、まあウインドウショッピングって事だよ綾ちゃん」


 舞羽が笑いながら補足をした。


 「…ウインドウショッピング…綾ちゃん!ゲーム見に行こう!」


 まりもがウインドウショッピングと聞いて明るくなった。


 「ん~、ウインドウショッピングか~。…うーん」


 まりものひと押しにも首を縦に振らない綾。


 「じゃあゲームセンターにも行こう!これでどうだ!」


 「乗った!」


 和の最後のひと押しで綾は頷いた。


 「よし!じゃあ調理器具見てゲームコーナー、ゲームセンター行こう!」


 「あ、昼食どうしよう…。お母様~」


 綾が母親にお伺いを立てた。


 「うふふ、問題無いわよ~。でもついでだから買い物もしてきて~。はいこれ買い物リスト」


 「う、流石お母様。ちゃっかりしてる。でも多分昼食には間に合わないよ」


 「問題無いわよ~。だって今日の買い物は明日のお昼にあなた達も食べるんだから~」


 「「「「え?」」」」


 「え?何かお母さんおかしな事言った~?」


 「…」「…」「…」「あの~」


 寝耳に水の四人の内、和が聞こうとした。が、


 「え~?」


 「…いえ何でも無いです…」


 有無言わさない郁巳達の母親の反応に和は言葉が続かなかった。


 「じゃあ綾、お願いね。はいこれお駄賃も込めたお金。少し多めに渡しておくから皆でお昼美味しいの食べなさいよ」


 郁巳達の母親はそう言って千円札を数枚渡した。


 「え!?あの、おば様、この買い物にこのお金は多すぎ…」


 「え~?」


 和の声にも有無言わさずにしらを切る郁巳達の母親。


 「お母様!」


 「うふふ~。じゃあお願いね~」


 綾はお札を握りしめ母親の大人な対応に少し感動をしていた。


 「…じゃあ行こっか」


 舞羽はそう言って綾の肩に手を置いた。


 「…はい!」「…(こくり)」「ほーい」


 皆が笑顔で応えた。

 郁巳達の母親、さすが太っ腹!

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