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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
番外編「女子たちのクレープ会」
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クレープ作戦

 番外編第一章です。郁巳が北海道旅行の間に舞羽達に何があったのか。

 「ねえねえ皆さん、クレープパーティーは肉兄の帰る日に(うち)でしませんか?」


 郁巳が北海道旅行に出て二日目、家庭料理部部室に集まってのんびりしている二人、舞羽、和に綾が来ていきなり声をかけた。


 「お、あーちんとまっちゃん、おつかれ~」


 「あ、はい。和先輩お疲れ様です」


 「…お疲れ様です」


 「お疲れさま~。んでですね和先輩、そこでボクは言ったんです。「女の子は可愛く、そして儚くあれ」って」


 「あははっ、悠季ちゃんに言われたら形無しだわ~w」


 「ちょ!和先輩には言われたくないですよ~」


 「って二人共、私の話はスルーですかー!!」


 綾の話をスルーした舞羽と和に綾が吼えた。


 「「あははっ、ごめんごめん」」


 舞羽、和共にハモって謝った。


 「んもう。あ、それ新作のチョコですか?」


 「うん、抹茶味だよ。食べる?ほ…」「わーい!食べます!パクっ」


 「わっ!こら綾ちゃん!ボクの指まで食べない!そしてなめない!」


 舞羽が一粒あげようとチョコを摘まんだ刹那、綾がチョコを舞羽の指ごと口の中へパクりと入れた。


 「ん~、おいちぃ!」


 「…綾ちゃん、会話が脱線してる…」


 「おっとそうだった。和先輩、舞羽先輩、クレープパーティーを肉兄が帰ってくる日にしましょうよ!うちで!」


 「ん?それは私も琴乃葉家にお呼ばれされてるって事なのかな?」


 「はい!」


 和が少し疑問気味に綾に聞いたら直ぐ肯定された。


 「おお!そしたらいくみんが帰ってきたら「お帰りなさい、あなた」って言える訳だ」


 「そ、そんなことさせませんよ!」


 「お、そしたら悠季ちゃんが「お帰りなさい、あなた」って言うのかい?」


 「い、言わないですよ!」


 「言わないんですか舞羽先輩?」


 「言わないって!綾ちゃんまで!」


 「…舞羽先輩…言わないんですか?」


 「ま、まりもちゃんまで…」


 「あっはっはっ!さてと話を元に戻そう」


 「和先輩が逸らしたんでしょ!」


 舞羽を散々からかった三人がおほんと咳払いをして話を元に戻した。


 「んで、何でクレープパーティーをいくみんの帰ってくる日にしようと考えたのかな?私達四人の仲の良さを見せつけるっていうだけじゃなさそうだもんね」


 和がニヤリと不敵な笑みを浮かべて言った。


 「ふふふ、さすが和先輩。話が早い。」


 「え?え?」


 綾も和と同じく不敵な笑みを浮かべたのを見て舞羽が?マークを浮かべた。


 「…綾ちゃん、続きを…!」


 まりもも気が気でなく綾に話を急かした。


 「ふっふっふ、それはもちろん肉兄に北海道を想い出させて…想い…出させて……悔しいーー思いをさせたいの!!今の私みたいに!!」


 「()()()()()、ね」


 和が一言加えた。


 「そう!私達!」


 「…綾ちゃん、その話乗った…!」


 「まりもちゃん!?いや、確かにボクも乗るけど」


 「んじゃ私も~」


 「お!皆さん賛同してくれますかな?」


 「「「イエスッ!!」」」


 「では、決行は肉兄が帰ってくる日に!クレープの具は生クリームとかアイスとかで良いかな?良いかな?」


 「はい!綾ちゃん!」


 「はい!何でしょう和先輩!」


 「ソーセージ!チーズ!北海道!」


 「はい和先輩!北海道は食べれません!w」


「おっとそうでした~w」


 綾と和のテンションが上がった時


 「そっか、何もクレープ=スイーツじゃなくても良いんだ!」


 舞羽がポンと手を打って大声をあげた。


 「…北海道…じゃがいも…ポテト…ポテチ!」


 「いやいや、まりもちゃん、さすがにポテトチップスはないよ。でもポテトサラダを包むのはありじゃないかな?もちろんポテトサラダは手作り」


 「…ポテトサラダ……おおっ!」


 舞羽の提案にまりもが目を輝かせた。


 「更にチーズを入れたら美味しさアップ~!」


 「おおっ!おおっ!」


 「マーちゃんの目が今までになくキラキラしている…」


 「まあ、話に聞くとずっとコンビニ弁当ばっかだったみたいだもんね。手作りポテトサラダだと思うとそりゃ目がキラキラになるよ」


 和が少しため息混じりに綾に言った。


 「…おおっ!ソーセージ!チーズ!ポテトサラダっ!」


 「もちろん生クリーム、アイス、チョコソースも忘れずにね」


 「はい!舞羽先輩!」


 「ん?何だね綾君」


 「ブルーベリーソースも欲しいです!」


 「採用!」


 「よし!じゃあクレープの具材はこの位にして今日はこれで解散にしようか」


 和が締めくくりをしようと一言発した。


 「お、和先輩が部長らしく締めに入りましたよ」


 「悠季ちゃん」


 「はーい」


 和に釘を刺さた舞羽はあっさり引いた。


 「おほん、では今日の部活動はここまで解散!」


 「「お疲れ様でした~」」「…お疲れ様です」


 そう言って舞羽、綾、まりもの順に部室を出て和が最後戸締まりをした。


 「よし!鍵かけたっと。では明日買い物に行こう。おっとクレープ生地はホットケーキミックスで作るよ~。こうご期待!」


 「いよっ!さすが部長!」


 舞羽が和に媚を売った。


 「まあ、やり方は当日見せるとして材料は後で皆にLOneで送るよ」


 「「「はーい」」」


 和のまとめに皆が納得した。


 「では、クレープ作戦でいくみんをギャフンと言わせるぞー!」


 「「「おーーー!!!」」」


 舞羽の一言で一致団結が更に強まったのだった。

 どうなるクレープ作戦!?(結果は前回までの「郁巳、北海道旅行独り旅」編に書いてます。)

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