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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
第一章「料理初心者としての一歩」
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初めての朝【前編】

朝から仲の良い琴乃葉兄妹。さあ旅立ち(通学)の時間だ!

 ハンバーグ騒動が過ぎ去り朝になった。郁巳の眠気は食い気には勝てず起きた。


「…………おなかすいた……」


 寝間着を脱ぎ制服にささっと袖を通す。


「ん……ベルトもう1つ緩くしよう」


 最近更にふくよかになった郁巳は迷う事なくリミッターを1つ解除した。


 郁巳の部屋は2階の左の一室である。室内にはクローゼットがある位で年相応の物以外はこれといって目立つ物は置いてなかった。


「よし!」


 自分自身に活を入れて1階へ降りていった。


「あー、肉兄おはよう」


 洗面所へ行く途中、居間から綾が声をかけてきた。


「おう、おはよう綾。後何度も言うけど郁兄な、い・く・に・い!」


「はいはい、分かったって肉兄。早く顔洗わないと朝食食べる時間無くなっちゃうよ」


「お前絶対に分かってない…。まあいいや。トースト二枚お願い」


「あいよー。今日はバターと…ジャムどれー?」


「あー、じゃあブルーベリーで」


「あいよー」


 いつも通りのやり取りを終えて郁巳は改めて洗面所へ行き身支度を整えた。そして居間に行くと先程綾にリクエストしたブルーベリージャムと定番のバターがそれぞれ塗られたトーストがお皿の上に置いてあった。そしてその横にはいつも通り牛乳が注がれたコップも置いてあった。


「ありがとう綾」


 郁巳は空腹感により素直に感謝を言った。


「あいよー。さあさあ、早く食べなよ」


「おう。いただきます。」


 綾もして当たり前のごとく気にもとめてなかった。そして綾は自分の食べた食器をキッチンで洗ってる途中で郁巳は食べ終わった食器を綾に任せる形にスッと食器をキッチンに置き居間に戻っていった。郁巳はその時綾をチラ見した。(兄目線で見ても)少しふっくらしているが少し褐色がかった健康肌で人当たりの良い。小言は言うが何だかんだしてくれる良く出来た妹だと再度思った。


「あー!肉兄!また私に洗わせようとしてー!んもうっ!」


 綾は頬を膨らませてぶつくさ小言を言いながらも郁巳の使った食器を洗った。


「はいできたよー。んじゃあ行こうか。肉兄」


「おう」


 洗い物を一通り終えてキッチンから出てきた綾はソファーの横に置いてあったカバンを手に取り郁巳と一緒に玄関へ行った。


「よし、じゃあ行くか」


「あいよー」


 靴を履き玄関を出ていつもの通学路へ足を踏み出そうとした。


「あ、鍵かけないと」


 綾は直ぐさま玄関の鍵をかけて郁巳の隣についた。


「鍵よし。お待たせ肉兄、さあ行こうっ!」


「おうっ!」


 綾は1日の始まりを楽しむ様に元気良く郁巳に言った。郁巳もそんな綾を見て嬉しいのか同じくらい応えた。


「まあこんな時に通学路でばったり恋に落ちる人と出会ったりしないかな~」


 綾はそんな夢の様な事を言いながら郁巳の横を歩いた。


「あはは、まあそれこそ夢物語だけどな。俺には無縁だ」


 郁巳はどうでも良いと言う風に空を見た。暖かくなってきたが未だに桜がちらほら咲き始めたばかりの天気は少し寒かった。


「とか言ってるの人に限って直ぐに結婚とかしちゃうんだから。肉兄ももうちょっと痩せたらモテるのに」


「うっさい。その言葉のし付けて返すわ」


「ぐっさ。ううう……年頃の若い子にモテないなんて言うなんて……キズツイタ。ナニカオゴッテモラワナイトタチナオレナイ」


「とか言いながら更に何か食べたいだけだろう。直ぐそこにコンビニあるし」


「あはっ、ばれたか。ゴチになります♪」


「おい誰が奢ると言った。……三分で決めろよ」


「わーい、肉兄大好き~」


「そういうのは彼氏がいたら言ってやれ」


「じゃあ肉まん追加で」


「ごめんなさい」


「よろしい」


そう言って郁巳達はコンビニL7に立ち寄っておにぎりと肉まんを買ったのだった。

朝ご飯はパン派です。

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