北海道旅行独り旅(ハプニングも縁も美味しくいただきます)
まさかのハプニング。しかし郁巳は冷静に…
電車に揺られること約四十分弱、郁巳は小樽に着いた。しかし、着いて小樽運河クルーズに向かっていると異変を感じた。目の前の信号機が着いてないのだ。
「?何かあったのかな?」
郁巳は不思議に感じながら小樽運河クルーズの職員さんに聞いてみた。
「すみません、今もしかして停電ですか?」
「ええ、今小樽一帯停電中らしいです。多分落雷でしょう。チケットの購入は出来るので安心して下さい」
「はい、ありがとうございます」
郁巳は普段味わえないハプニングに笑ってしまった。
「ハプニングも旅の醍醐味。だから面白い」
郁巳はそう楽しみながらチケット売り場に並んだ。途中割り込みを二回されたがここでも「急いでないから慌てな~い♪」と思いながらもチケットを購入した。
そしていよいよ小樽運河クルーズが始まった。始まった時に注意事項の説明の後に停電が回復さたと一言あった。小樽運河では昔ながらの船や建物、北海道警察の船などありカモメとウミネコの違いや途中すれ違う小樽運河クルーズの船同士の手の振り合いなど楽しんだ。途中で某特撮の撮影スポットだったのも気になった。そして運河クルーズが終わり小樽ガラスのお土産屋に足を運んだ。綾や舞羽、まりもや和先輩にお土産を考えたのだった。
「…しかし皆へのお土産ってどんなのが良いのか?」
郁巳は頭を悩ませて舞羽と和先輩には青色のガラス玉のストラップを、綾には白くて少しふてぶてしいガラスのネコを。まりもにはハートを持った黒いガラスのネコを買った。
「よし、これで皆へのお土産は買った、と。ん?」
皆のお土産を買ってふと郁巳はとあるストラップを手に取った。それは普段絶対に手に取らない様な白くて穴が空いているパワーストーンだった。郁巳はそれを元に戻そうとしたが手を止めてもう一度それを見た。
(これも何かの縁なのかな?)
郁巳はそう思いそのストラップを持ってレジに進んだのだった。
小樽でまさかの停電。まさか停電に会うだなんて…運スゲー。




