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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
第四章「料理部入部。しかし…」
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新しき門を叩く

 初部室。部長はどんな人か?

 放課後、郁巳と舞羽は綾とまりもを迎えに一年生の教室に向かっていた。


 「ところで料理部部長ってどんな人なんだ?」


 郁巳が舞羽に興味津々に質問した。


 「うーん、一言で言うと美味しく食べてくれる人が好きな人かな。だからいくみん、好かれるよ~」


 「お、おう…」


 舞羽のいたずらっぽい顔つきに少し引き気味に答える郁巳。


 そんな話をしていると綾達の教室にたどり着いた。


 「おーい、綾ちゃん、まりもちゃーん」


 舞羽が他クラスで躊躇なく大声で綾とまりもを呼んだ。


 「!舞羽先輩!あ、肉兄!じゃあね、バイバイ皆」


 「…じゃあ。さようなら」


 綾とまりもは話していた他の生徒たちに挨拶をして郁巳達に近寄ってきた。


 「じゃあ行こうか」


 「「はい!」」


 廊下を四人で歩いていて綾が不意に舞羽に質問をした。


 「ところで舞羽先輩、部長さんってどんな人なんですか?」


「ぶっ」


 舞羽が吹き出した。


 「あー、それさっき俺が舞羽に質問したやつだ」


 恥ずかしそうに郁巳が舞羽が吹き出した理由を答えた。


 「ふふ…あはははは!やっぱり兄妹だね。えっとね美味しく食べてくれる人が好きな人だよ」


 「じゃあ私は大丈夫ですね!」


 綾が舞羽に対して親指を立てた。


 「…私、少し不安…」


 まりもが少し意気消沈しながら呟いた。


 「大丈夫だよまりもちゃん。美味しく食べてくれる人が好きだけど、料理をしようとしてくれる人も大好きだから」


 「…そう…ですか。なら…よかった」


 まりもはほっと胸を撫で下ろした。そして郁巳達は家庭科室横にある料理部部室の前に着いた。


 こんこん


 舞羽がドアをノックした。


 「失礼します」


 「はーい。どうぞ~」


 室内から少しのんびりとした口調の女性の声が返ってきた。


 がらっ


 「悠季ちゃん、お疲れ様~」


 「和先輩、お疲れ様です」


 「失礼しまーす」「失礼します」「…失礼、します」


 郁巳達は部室内に入っていき真っ先に目に付いたのは料理本が何冊も積み上がっているのを見掛けた。そこからひょっこりと顔を覗かせるロングの髪の女性がいた。


 「いくみん、綾ちゃん、まりもちゃん、あちらが和々 和(わわ のどか)先輩だよ」


 「やーやー、ようこそ家庭料理部の救世主の新入部員三名よ。私は和々 和(わわ のどか)だよ。和先輩と呼んでくれ」


 「はい、和先輩。俺は琴乃葉 郁巳です」


 「私は妹の琴乃葉 綾です」


 「綾ちゃんの友達の白井 まりも…です」


 「郁巳君に綾ちゃん、まりもちゃんだね。うーん、何て呼ぼうか?」


 和先輩は手に顎を乗せてうんうん唸った。


 「いや、普通に郁巳君とか琴乃葉君とか…」


 「ボクはいくみんと呼んでますよ」


 「おお!某棋士さんみたいだね!いいね!よし!私もいくみんと呼ぼう。いいかないくみん」


 「あ、はい。問題ないです。よろしくお願いします和先輩」


 「そしたら綾ちゃんはー」


 「普通に綾ちゃんで問題ないですよ」


 綾は先に手を打った。


 「うーん、綾ちゃん、綾ちゃん…あーちん。うん!あーちんって呼ぶよ!」


 「いや、普通に綾ちゃんで…」


 「よろしくね、あーちん」


 「あ、はい。…あーちん…」


 綾は少し気持ちが沈んだ。


 「…私はまりもでお願いします」


 「まっちゃん」


 「…」


 「まっちゃん」


 「はい…よろしくお願いします…」


 まりもも少し気持ちが沈んだ。


 「よし!じゃあいくみん、あーちん、まっちゃん。入部届けに記入よろしく」


 和は入部届けの紙を三枚取り出し三人に手渡した。


 「はーい」


 「…あーちん…」


 「…まっちゃん…」




 そうこうして三人は入部届けに記入をして正式に家庭料理部の部員になった。

 新キャラ和々 和。家庭料理部部長さんだけど変な人です。でも料理は真面目です。他の事も真面目に変です。

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