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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
第三章「皆でご飯作り・オムライス」
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宴もたけなわ

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい帰る時間です。

 「お疲れ様、舞羽先輩、肉兄」


 「…お疲れ様です」


 後片付けを終えた舞羽と郁巳に労いの言葉をかける綾とまりも。


 「ありがと」「おう」


 舞羽と郁巳、それぞれが声を返す。


 「さてと、じゃあボクは…んしょっと」


 舞羽は上に着ていた郁巳のシャツを脱いだ。


 「いくみん、これありがとう。また使うだろうからボクの家に持って帰って洗濯してくるね」


 「舞羽、別に良いぞ。こっちで洗って置いておけば直ぐに使える様になるんだから」


 郁巳の当たり前の提案に舞羽はブンブンと手を振り拒否の反応を示した。


 「いやいやいや!いいって!ほら!ボクが使ったやつだし、これは使ったボクが洗わないといけないんだよ!」


 「ほほぅ~…」


 「…ほう~…」


 綾とまりもが意味ありげにつぶやく。そして綾が郁巳を諭す。


 「肉兄、舞羽先輩がこう言っているから洗ってもらったら?このシャツももう舞羽先輩しか使わないんだから問題ないよ」


 「ん~、そういうものなのか?ん、じゃあ舞羽、頼んでも良いか?」


 「う、うん!うん!もちろん!」


 舞羽は顔を赤くして何回も頷いた。


 「じ、じゃあボクもうそろそろ帰るね。さすがに二日連続泊まるのはヤバいから」


 舞羽はそう言うとカバンを持って玄関に行こうとした。


 「…待ってください舞羽先輩。私も帰ります。さすがにこの時間なので帰らないといけないので」


 そう言ってまりもも席を立った。


 「そっか、確かにもう8時半だもんね」


 綾が名残惜しそうに言った。


 「…大丈夫。また来るから」


 まりもが綾の手を取り微笑んだ。


 「うん!ありがとう」


 綾が笑顔を返す。


 「じゃあ名残惜しさに舞羽とまりもちゃんを送っていこうぜ」


 「うん!」


 郁巳の言葉に綾が満面の笑顔をした。


 「じゃあ戸締まりの確認してくるよ。ちょっと待ってて」


 「そしたらボク達は玄関の所にいるね」


 「はーい」


 舞羽と綾、お互いに声をかけて別れた。数分後、綾が玄関にいる三人に合流した。


 「お待たせ。じゃあ行こうか」


 「おう」


 郁巳達は綾が靴を履くのを待ち、琴乃葉家を出たのだった。

 終わる時間は寂しいが、またこの時間を共有する為の別れの時間。

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