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不器用すぎる恋のレシピ ~料理スキルゼロから始まる彼女たちとの恋愛ストーリー~  作者: 睡眠の精霊ぽち。
第三章「皆でご飯作り・オムライス」
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友達以上恋人未満の彼のぶかぶかシャツを着る彼女

 ご飯が炊けてsketchを止めた四人。さてオムライスは完成するのか?

 「さてと、ご飯炊けたから今からチキンライス作るよ~」


 「「「はーい」」」


 舞羽の掛け声に郁巳達三人が返事をした。


 「チキンライスって、さっきの具とご飯混ぜてケチャップ合わせれば良いんでしょ?じゃあ簡単じゃん」


 綾がぬけぬけと言い放った。


 「ところがどっこいなんだよ綾ちゃん。ケチャップは水気が多いから一度熱したフライパンでケチャップの水分を飛ばさないといけないんだよ。しかも、ケチャップが跳ねるの。服にケチャップのシミが着くの。大変なの。分かる?」


 「はう~」


 「…大変」


 舞羽の料理とハプニングのワンポイントアドバイスに綾とまりもが頬に両手を当てて遠い目をした。


 「じゃあ舞羽、お前料理どうするの?」


 「ん~、エプロン…は、あったら使ってるよね。ボクが着れて使い捨てても良い服って無いの?」


 「あ、そしたら肉兄の使い古した服着れば~」


 郁巳と舞羽の会話にニヤリと小悪魔的にほくそ笑んだ。


 「へ!?え!?…ちょっと待って!え!?ボクがいくみんの服着るの!?」


 「おお、なるほど。確かに捨てても良い服あるわ。今から持ってくるから待っててくれ」


 郁巳はそう言って三人を気にもとめずに二階へ行った。


 「もう!綾ちゃん!」


 「むふふ~どうでしたか?私のファインプレーは」


 「…綾ちゃん、ぐっじょぶ」


 「いえ~い」「…いえーい」


 急な話に怒る(格好をする)舞羽を尻目に綾とまりもがハイタッチを交わす。


 「んで、実際はどうなんですか?舞羽先輩」


 「………とう」


 「ん?何ですか?」


 「…ううう、ありがとう。嬉しかったの~…」


 「いえいえ、私は恋する乙女の味方ですから」


 「…綾ちゃん、マジ天使」


 「ふぉっふぉっふぉっ!」


 舞羽の赤面ガチ告白に鼻を高くする綾。それを(どういう意味か)天使と讃えるまりも。


 「おーい、舞羽。これで良いか?…何があった?」


 郁巳が二階から降りてきて三人のカオスな光景を見て言葉を失った。


 「ほら舞羽せーんぱい。肉兄の服が来ましたよ~」


 「うがーー!!」


 「…どうどう」


 「…だから何があった?」


 リビングに逃げる綾を狂気の如く追いかける舞羽。それをなだめるまりも。そしてこの光景についていけない郁巳。


 「…カオスだな~」


 傍観者の郁巳が達観した顔で呟いた。

 まだまだ、ぐだぐだ、どたばた、キュンキュン、うがーー!!

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