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短編集  作者: ぐるこさみん
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力の行く末

力の行く末


男は毎日神に祈り続けていた。

信心深い男に、神はどんな願いも一つだけ叶えてやろうと言った。

誰よりも弱かった男は、力が欲しいと神に願った。

誰よりも強くなった男は戦い、祖国に幾多の勝利をもたらした。

宴の席で男は、次は何処の国を滅ぼそうかと仲間達に問う。

男の問いには誰も答えず、翌日男は静かに息を引き取った。

男の力を恐れた誰かが、酒に毒を盛ったからだ。

その夜もまた、盛大な宴が開かれた




正論


正論を語る者がいる。

正論者は、間違っている事は正論で悟し、言い訳も正論を持って封殺していく。

知恵のある者は正論の前に、苦虫を噛み締めながらも頭を垂れる他ない。

知恵のない者は正論の前に、拳を握り締めて反撃に出る。

耳障りな戯言を黙らせるには、これが一番手っ取り早いからだ

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