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詩*あなたと*

colors

作者: a i o

真っ先になくなる

君の好きな白の絵の具

ぎゅっと絞ったたっぷりの純白

笑う君が眩しいから

僕はこっそり赤を混ぜて

君の頬をピンクに染める


パレットの中で伸びる

白の絵の具

僕ともっと遠くへ行こう

驚く君が見たいから

僕はこっそり青を混ぜて

君の空がどこまでも続いていくように


画用紙に紛れる

白の絵の具

君がそっとついたため息

君と一緒に隠れたいから

僕はこっそり緑を混ぜて

君と僕を隠す草原の海


君が必要とする色の数だけ

君と見たい世界の数だけ

溢れてくパレット

でも僕は君が一番好きな色を

知っていて


手を伸ばしても届かない純白

透明な涙を流しても

薄まることのない

どこまでも暗い僕の黒

すべて塗りつくせば

君が両手で散らす無数の白

あなたが輝かせて、って

君が言うから

漆黒を煌かせる

僕は星のための夜空になりたい








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