国の代表として
「ミーナ様……」
「まさか……こんなに続くなんて……」
マーン伯爵が主催した夜会から、早一週間……。
シュトール様からの贈り物は、いまだ続いています……。しかも、朝と夕方に……。
おかげで私の部屋は、温室のようになってしまっています。
「どう、したらいいのかな?これ」
「もう甘んじて受けとるしか、ないのでは?」
「だよね……」
「仕方ありません。そうだ、今度ブレンディア王国の王妃様が主催する夜会に、招待を受けましたよ」
「あ、それなら知ってる。レオニール様から話しは聞いてる。その時にカリムにも会えるんだ」
「それはいいですね、あの事件以来ミーナ様は多忙でしたからね」
「うん。その時の誘導やら警護は、レオニール様達がやってくれるらしいしね」
「それは心強いですね」
「うん」
「では、出席ということで」
「うん、お願い」
「かしこまりました」
「あー楽しみね」
レオニール様達が、気を遣ってカリムと会えるようにしてくれたみたい。
本当に申し訳なく思ったけど、とても嬉しかった。
レオニール様達もまだまだ、忙しい中私とカリムがゆっくり話をできるように、取り計らってくれて。
「夜会の前日から、ブレンディア王国へ行かなければいけません。こちらからは、ジーンに着いてきてもらいましょうか」
「あと、ジーンに2、3人選んでもらってその人達とメアリでしょ?今回はけっこう人が多くなるね」
「仕方ありません、今回はバイール王国の姫として行くのですから」
「まぁね~」
「ドレスも、また作らなければいけませんからね」
「また~?もうけっこう作ってもらったよ?」
「いけません!バイール王国の代表として行くのですから、それ相応のもので行かなければ」
「うー……」
「ミーナ様」
「……分かったよ……」
「なら、明日にでも仕立て屋を呼びますね」
「はーい……」
「では、私は失礼致します」
「はーい」
姫としてか……。
レミールも毎回、夜会の度に“国の代表として恥ずかしくないように”とか言われてたんだろうな……。
しかも、小さい頃からずっとだもんな……。
レミールは、ずっと一人で頑張ってくれていたんだし、私も頑張らないとな。
国の代表として、レミールが今まで頑張ってくれた分、頑張ろう!




