表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/109

一段落2

「さて、今後のことについてですが」

「罰を受けないといけないんでしょ、どんな形であれ犯人に力を貸してたんだから」


私達は手当てなどを終えて、今はブレンディア王国の城の応接間でゆったりしている。


やっぱり、レミールは罰を受けないといけないのね……。


「まぁ……そうですね、ですが、レミール様は利用されただけです。それに、直接レミール様がしたのは、精霊を見つけてケイ・ルーンに教えただけでしょ?」

「そう、だけど」

「ならば、ブレンディア王国の離宮で監視付きで一月、過ごしていただきましょうか」

「……それだけ?」

「だって、なにもしてないでしょ?だったらこれでいいと思いますよ」

「そう……」

「よかったね、レミール」

「とりあえず、バイールの城に連絡をしましょう」

「あぁ、それがいいですね」


お父様とお母様、心配してるんだろうな……。


「それなら、大丈夫」

「何が大丈夫なんだ?バイロン」

「レイヤード様と、協力して転移術でジーン様をバイールに帰せます」

「そんなことができるんですか?」


私が聞くと、バイロン様は頷いた。

いつのまに、そんなことまでやってたんだろう……。

ま、便利になるならいいけどね。


レミールの罰、そんなに重くなくてよかった。

でも、なんか、拍子抜けするぐらいあっさりと解決しちゃってびっくりだな。

でも、ケイ・ルーン、それにアランとセインは行方をくらましてしまったらしい。

またなにか仕掛けてくるかもしれない。


「とりあえず、この後はゆっくりしてください。

レミール様もミーナ様も」

「分かりました」

「レミール様はこれから離宮へ行きますか?今から出発すれば、暗くなる前には着けますが」

「えぇ、そうするわ」

「え、もう出発するの?」

「姉さんと話すことなんて、今更ないわ」

「えぇー」

「えぇー、じゃないわよ」

「それじゃ行きましょうか」

「おい、お前が自ら案内することはないだろう」

「でも、兄さん。ミーナ様の時と同じで、レミール様も王族だから、一応俺がいった方がいいと思うけど」

「まぁ、そうだが……」

「それに、今回のことは俺も少なからず関わっているしね」

「……分かった」

「ありがとう、兄さん。じゃあ行きましょうか、レミール様」


アルマン様とレミールが、部屋のドアの方に歩いていく。

少しでいいから、レミールと話がしたかったな。

と思っていると、レミールが歩みを止めて私の方へ向いた。


「……ありがとう、助けてくれて……」

「当たり前でしょ、妹なんだから。それと……もう自分が好きなように、過ごして」

「どういう意味?」

「私もバイールの姫として正式に認められたから、もう無理して嫌いな勉強しなくてもいいって意味」

「……ありがとう、でも勉強は続けるわそれに社交の場は苦手なんでしょ?」

「ありがとう、レミール」


微かに笑って、レミールはアルマン様と共に部屋を出ていった。

レミールを助けられてよかった。



「ミーナ様も、部屋で休まれてはいかがですか?」

「そうですね、そうします」

「俺は、ジーン様をバイールに帰します」

「頼んだ、バイロン」

「ミーナ様、ちゃんと休んで下さいね?間違っても、稽古などしないでくださいね」

「わ、分かってる」

「それでは、お部屋へ行きましょうか」

「はい、じゃあお父様とお母様によろしくね」

「はい」


そして私も、レオニール様と部屋を出た。

部屋の前でレオニール様と別れて、部屋の中に入り、そのままベッドで眠りについた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ