表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/109

手掛かり~レオニール~

まさか、ケイ・ルーンがこの事件の犯人だったとは……。


クラークの報告では、幼い頃にケイ・ルーンとミーナ様は会ったことがあり、ケイ・ルーンはミーナ様に一目惚れをして、その想いを今まで誰にも悟られることなく持ち続け、今回の事件を起こしてしまった……ということらしい。


これで、ミーナ様の居場所がルーン家の所有する家の中のどれかだということが分かった。

あとは、それがどれなのかが分かればいいのだが……。

とりあえず、俺は今、ブレンディア王国のルーン家に向かっている。

所有している家がどれほどあるかを調べるためだ。

ルーン家は、昔から王家との交流も深く……娘を嫁がせたり、逆に貰ったりなどをしていた。

魔力の強さからいっても、王家と比べても引けをとらないだろう。

もし、今の王家から後継者が出なければ、ルーン家から出すことになるだろう。

それほど、ブレンディア王国でのルーン家の地位は高い。


「着きました」


一緒に来ていたジェイクに声をかけられる。


俺が馬車から出ると、一軒の屋敷があった。

そこの門の前には、この家の主で現当主が立っていた。

俺達が来ることが分かっていたのか?

俺達は、なんの報せも出さなかったのに、現当主である男は、屋敷の前に立っていた。


「この度は、うちの愚息がご迷惑をおかけしているようで……本当に申し訳ございません」


そう言うと男は深々と頭を下げた。


外ではなんだからと、屋敷の中へ入る。

話を聞くと、バイールに住んでいるこの男の母であり、情報を提供してくれたマイリー・ルーンから、今回の事件の主犯がケイ・ルーンであると知ったそうだ。そして、今、自分達に出来る事は情報の提供だと言われたそうだ。

案内された部屋の中には、すでに地図が広げられていた。


「これは、我々ルーン家が所有する家を記している地図です。お役に立てばよろしいのですが……。」

「充分です。私達も今回はこれを見せていただくのが目的でしたので」


やはり、ルーン家が所有している家はバイール王国にもあり、しらみ潰しにしていても時間を無駄にするだけだと分かった。

とりあえず、この地図をバイール王国にいるクラーク達にも伝えるため、あらかじめこちらで用意して、持ってきていた地図に記していく。

でも、なぜこんなにも我々の捜査を手伝ってくれるのか……それを問うと、なんとマイリー・ルーンは前王妃……つまり、今の国王の祖母にあたる人と親友だったらしく、今回の事件も前王妃経由で伝わっていたらしい。

だからこそ、親友の息子が自分の孫のせいで倒れたのだと知り、協力したのだとか。

あと、バイール王家にも何か恩があるらしい。

それを聞き納得した。


「やっぱり、現段階ではしらみ潰しに当たるしかないですね」

「そうか……あとは、あいつが頑張って情報を聞き出せたら……」


うまく情報を聞き出してくれるといいんだがな……。




アルマン……あとは、お前が頼りだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ