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襲撃~カリム~

「レオニール団長から、アラン、セインの部屋を調べるよう言われたのですが」

「話しは伺っています。案内します」


私はカリム・イーベイ

ブレンディア王国でも古株の貴族の娘で、今はルッシェル学院の学生で、第一騎士団に所属してる。

そして今、クリスタル漬け事件を調べていたんだけど……。

それに、ミーナの妹が絡んでいたり、もしかしたら……アランとセインも、関わっているかもしれない。ま、それはこれから調べるんだけどね。


「ここです。また帰るときは声をかけて下さい」

「分かりました。ありがとうございました」


さてさて、調べましょうか。


部屋の作りは、女子の方と変わらないのね。

それにしても……妙に綺麗過ぎるわね。

セインだったら分かるけど、あの性格のアランがちゃんと片付いているっていうのは……。


部屋は、入口から左側に二段ベッドがあって、右側には机と椅子、本棚がある。真ん中にも机がある。


とりあえず、右側の机から……。


その机はセインのらしい、教科書とかノートが綺麗に並べてある。

特に、変わったとこは……あるわね。

机の引き出しを開けると、そこにはミーナの盗撮と思えるような写真で、埋っていた。


「何これ……そんなにミーナが好きだったの?それにしては、全然分からなかったけど……」


写真も、何か情報があるかもしれないと思ってみていると……。

レオニール団長やアルマン様の写真も出てきた。


「アランとセインは、犯人の仲間だったのかしら……」


アランの方の机を調べると、小さなビンと差出人の分からない手紙があった。


小さなビンには、綺麗な粉が入っていた。

もし、これが精霊の粉だったら……犯人確定だけど。

手紙も調べると、小さなビンと一緒に送られてきたのか、ビンの中身についてが書かれていた。


“そのビンの中身は、精霊の粉といって人間にとって猛毒の粉です。これを、国王の食事に少量ずつ混ぜて下さい。これは、新たに仲間になったレミィと一緒に見つけた物です。また、今度紹介しますね。

これから、どんどん忙しくなってきますよ。

それと、捕まえた精霊の中から二人選んでおきました。作戦を実行して下さい。”



確定したわね。それにレミィって、ミーナの妹のことかしら。

とりあえず、これをレオニール団長に報告しなきゃいけないわね。

……でも、後々証拠になりそうな物をどうしてこんなにとってあるのかしら?普通はすぐ捨てそうだけど。

罠……かしら?


私は少し、不安になりながらもレオニール団長に報告するべく、城へ急いだ。



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