表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/109

襲撃2

「っう……こ、こ……どこ?」


目が覚めると、ベッドに寝かされていた。

意識がなくなる前、殴られたお腹が痛い……。


「目が覚めた?」


声のした方を見ると、ドアのところにアランとセインが立っていた……。


「もう少し手加減しても良かったんじゃないの?」

「これでも、けっこう力を抜いたんだが……すまない」

「ここどこ?」

「俺達のご主人様の別荘……てところかな」

「ご主人様……」

「まぁ、もうすぐ来ると思うよ」


ご主人様……。

その人が、これまでのことを計画して実行させていたんだ……。


「最初から、私が狙いだったの?」

「そうだよ、ミーナと初めて会った日、ミーナを襲わせたのも俺達だよ。最近からミーナに近づくために、俺達は動いてたんだよ」


最初から……ずっと。


「そう……彼らには、君の行動……そして、騎士団の人達の行動を逐一俺に報告するように、命令していたんです」

「ケイ……ルーン……」


本当に最初から仕組まれてたんだ……。

あの、対決の組み合わせも……意図的に仕組んだものだったのか……。


「君の力を知りたかったのでね、少し試させてもらいました……」

「なんで……」

「君が欲しかったんです」


私を得るために……他のなんの関係ない人達が、大勢クリスタル漬けにされていたの……?


「なぜ……私に直接言わなかったの?」

「素直に君が、俺の物になるか分からなかったからです」

「……どういうこと?」




「俺は、君を妻に迎えたいんですよ」



「……妻に?」

「君は忘れているかも知れませんが、幼い頃……俺達は会っているんですよ」


幼い頃に、会っている?

こんな整った顔をしていたら、忘れないと思うんだけど……どこであったんだろう……。


「やっぱり……覚えてない、ですよね。数時間だけでしたから……もう少し、ここにいて下さいね。いろいろと、後処理がありますから」

「何を……するつもり?」

「それは、まだ言えません。ただ、楽しみにしていて下さいね」


そういうと、ケイはアランとセインを連れて出ていった。

もちろん、この部屋の鍵も忘れずにかけてその上、ドアの前には人がいる気配もする。


私は、改めて部屋を眺めてみた。

部屋には、簡素な机と椅子。それに、本棚が三つと窓が一ヶ所と、今、私が座っているベッドだけの殺風景な部屋だ。


「どーしよー……」


今頃、ジーンは大慌てだろうな……。

あれからどれくらい経っているのか、分からないけど……。

レオニール様達のところにも、連絡がいってるんだろうな……。

レオニール様のお仕事、また、増やしちゃった……。あれ?……私、レオニール様のことばっかりだなー……なんでだろ?

そんなことを考えている間に、私は……眠りに浸いていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ