レオニールの思い
「心配ですか?兄さん」
「……なんのことだ」
「とぼけなくてもいいですよ……、ミーナ様のこと……心配なのでしょ?」
「……」
「まぁ……兄さん達といる時間が増えるから、大丈夫だと思うけど……」
「あぁ任せてくれ……必ず、守る」
「頼んだよ、とりあえずはミーナ様にクリスタルに閉じ込められた人達を会わせるのが先だな」
「明後日にしようと思うが、いいか?」
「分かった。そのように研究チームに伝えておくよ」
「あぁ……それじゃあ俺も休む」
「うん」
そして俺は部屋を出た。
俺は基本的にあまり感情が面に出ることはないのだが、昔からアルマンだけには気付かれてしまう。
俺が機嫌が悪いのも、怒りを抑えているのも全てだ。
1度だけ、なぜそんなに俺のことが分かるのか聞いたことがあるが、“兄さんは分かりやすいんだよ、それに幼い頃から一緒にいるんだから、分かって当たり前だよ”と。
その時は、そういうものなのかと思っていたのだが……。
“それは、アルマン様が特殊なんですよ。俺も同じような質問したことがありますけど、同じように返されましたから”と言われた。
…………実際、ミーナ様が心配なのは当たっているしな。
確かにミーナ様はバイールで騎士団長を務めていたこともあり、学院に入ってからの成長も目覚ましい。
元々のセンスがいいのだろう。魔術のほうも、勘がよくみるみるうちに身につけている。
やはり、ミーナ様にはまだまだ未知数なところがある。
それに、まだまだ魔術に関しては未熟だ。力のコントロールがうまくいかないところがある。
俺も言えたもんじゃないが……。
魔術は昔から苦手だ、だがこの国に産まれたからには……魔力を持つものとして、ある程度の知識や扱い方は知っておかなければならないし、身につけておかなければならない。
この国の王家に産まれたからには……。
感想でキャラが薄いとのことでしたので、これから頑張りたいと思います。次回もレオニールです。




