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事件

そして、時は流れ……日差しがだんだんと強くなって、ちょっと外に出ただけでもじわっと汗が出てくるほどだ。


「あー暑いー」

「干からびるー」

「だらしないぞ二人とも」

「まぁ確かに暑いけどね」


あの試験の後、配属先の発表されて、私とカリム、アラン セインはレオニールさん達のいる第一騎士団に配属され、日々鍛練であったり、町を観て回ってその時々に応じて依頼をこなしていた。

依頼とは、町の人達が何か困ったことがあった時に、騎士団の詰所で専用の紙に書いて出すと、騎士団の依頼掲示板というところに張り出され、それを騎士団の人達がどんどん請け負って行くようになっている。

もっぱら、迷子の捜索や近隣トラブルの解決などが多い。

そして、重要な依頼は騎士団に直接声がかかるようになってる。


「最近、やっと騎士団と学院の生活に慣れてきたよ」

「あ、僕も僕も、きつかったよな~」

「全く……俺たちは早く一人前の騎士になって、役に立てるようにならないといけないんだぞ」

「まぁまぁ、これからも頑張ろう!」

「ミーナは元気ねぇ」

「全然、きつそうじゃなかったよね……むしろ楽しんでたでしょ?」

「……えへへ」

「ミーナは別物よ、あんなに楽しそうに鍛練するのはこの子だけよきっと」

「え~そうかなぁ?」


毎日毎日、本当に楽しいんだ。

今まで使ってなかった魔術の勉強も、騎士団の鍛練もバイールにいた頃を思い出してすっごく楽しい!


「あ、そうだ。知ってる?最近ある事件が起こってるの」

「ん?何かあるのか?」

「最近、クリスタルに閉じ込められたままの人達を見たって話が至るところから出てるの」

「そんなことが起こってるんだ」

「その事件の依頼が本当に多くて、今、上の人達が相談してるみたい。どの騎士団に頼むか」

「でもそれって、私達も参加していいの?」

「たぶんそれも勉強の内に入るだろ。俺たちも一応学生だが、騎士団の一員でもあるしな」

「俺たちのとこに来たらまた、忙しくなるな」

「ま、その分経験値は上がるけどね」


うーん、そんな事件が起こってるんだ……

でも、クリスタルなんてよほど魔力に自信のある人じゃないと無理なんじゃ……


「でもその事件にエルトリーヌのやつらは出てこねぇの?」

「これは騎士団に依頼されたものだから、あっちは介入できないのよ。まぁこっちから協力を要請すれば、介入してくると思うけど……」

「へぇーそんなのもできるんだ」

「俺たちのとこに依頼が来るかどうか分からない。今、俺たちがここで話してても仕方ない」

「ま、そうね」

「さて、今日の鍛練の準備でもするかね」


本当に大変な事件だな、たぶんレオニールさん達はその対応におわれるんだろうな……



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