スッキリしない相手2
「え、そのケイ・ルーンって人全力じゃなかったの?」
「たぶん……最初に会った感じだと私より強いかもって思ったんだけど……」
「ただの勘違いだったんじゃないの?」
「そうかな……」
あのあと、なんとなくスッキリしていない状態がけっこう続いてたけど、次の相手とあたって……相手には悪かったな、と思っていましたが……スッキリと発散させていただきました。はい。
「そのケイ・ルーンって人とミーナが戦ってるとき、私も対決だったから観てないけど……けっこう目立つような感じの人だったんでしょ?」
「うん……けっこう美形だったと思うよ?」
「そんな人なら、噂とかになるんじゃない?」
「あ、なるほど~……さすがカリム」
「でしょ?」
「なになに~何の話?」
私達が話していると、アランとセインがやってきた。
もしかして、アラン達なら知ってるかな?
「ねぇねぇ、ケイ・ルーンって知ってる?」
あ、カリムも同じこと考えてたみたいだね。
「ケイ・ルーンか~知らないな、セインは?」
「……ルーンっていえば、たしか魔術師を多く輩出してるな」
「え、じゃあなんでルッシェルに?」
「それは知らん」
魔術師を多く輩出している家の出身か……
だったらなおさら全力で戦いたかったな……
「んーやっぱりスッキリしない!」
「まぁまぁ、また機会はあると思うしさ」
「そんなに、美形なら一度は拝みたいわよね」
「カリム……」
最近分かったことだけど、カリムはルッシェルに婿探しに来ているのだとか……ま、本人がかなりの美形好きってのもあるそうだ。
カリム自身もめちゃくちゃ美人なのに……羨ましい!
絶対、いろんなところから見合いの話もあると思うんだけどな……
「ま、とりあえず今日は早く休もう。明日は所属場所の発表と顔合わせだけだけどな」
「久しぶりの実践だったしね」
私も疲れが溜まっていたのか、すぐに眠ることができた。




