同室者
「どうにか、終わったー」
「ふー、どうにか夕飯に間に合ったね」
「ほんとだ、あ、部屋に来てそうそう手伝わせてごめんね」
「いやいや、私もしなきゃいけなかったし、全然大丈夫だよ」
「改めて、カリム・イーベイです。よろしくね」
「ミーナ・バイールです。よろしく」
カリムは、クリーム色のショートボブの髪に深い緑の瞳をしていて、身長も女の子としては高い方だと思う。スラッとしていて美人さんだ。
「あー同室の子がミーナでよかった。かわいいし、優しいし」
「そんなことないよ、私だってカリムみたいな美人さんが同室でよかったよ」
「とりあえず、部屋も片付いたし……ご飯食べに行こうか」
「そうだね、たくさん動いてお腹空いたね」
それから私達は夕飯を食べに、食堂へ向かった。
寮は女子寮と男子寮の間にもうひとつ建物があって、そこに、食堂やお風呂、自主トレーニングができる施設なんかがある。
食堂は、色々な食べ物があった。
日によってメニューが替わるみたいだけど、ちゃんと栄養や量を考えて作られている。
「なんにしようなか~どれも美味しそう!」
「ほんと種類が多くて迷うね」
「ちなみに僕のオススメは、パイ包みハンバーグだよ」
その声に反応して振り返ると、いつの間にか隣にアランがいた。
「!びっくりした、アランか」
「俺もいる」
「さっきぶりだね」
「うん」
「何々~ミーナこんなイケメン達と知り合いなの?」
「あれ、その子がミーナの同室の子?」
「カリム・イーベイって言います。カリムって呼んで」
「僕はアラン」
「俺はセインだ、よろしく」
「こちらこそ。じゃあアランのオススメにしようかな」
「あ、私も」
そして私達四人は、それぞれ注文した料理を受け取り、ちょうど四人分空いていたテーブルについた。
私とカリム、アランは同じ料理だけどセインはアラン曰く、魚には目がないようで、魚のムニエルを頼んでいた。
「へーじゃあカリムもSなんだね」
「ま、うちの家系はずっとルッシェルで質のいい魔力を持った子供が産まれやすいってのもあるけどね」
「そうなのね」
「ていうか、私はミーナが他国の姫って事に驚きなんだけど」
「ごめんね、言ってなくて」
「いやいや、全然。ミーナはミーナだもん」
「ありがとう」
「ま、改めてこれからよろしくって事だね」
それから夕飯を食べながら、色々な話をした。
アランとセインの家も結構、有名だったり。カリムもカリムでブレンディア王国では古株の貴族の令嬢だったり。
そんなことを話して夕飯を終えた。それから、アランとセインと分かれて、部屋へ戻り明日の授業の準備やら、お風呂に入ったりして、初日は終わった。




