出逢い2
「さて……どうしてやろうかな~」
「ほどほどにしとけ、アラン」
「分かってる、心配性だな~セインは」
「お、お前ら、魔術師か!」
「ん~ちょっと違うかな」
「正確には、こんどルッシェル学院に入学する者だ」
あ、この人達もルッシェルに入学するんだ
魔術で物を浮かしたりもできるんだな……
「早く魔術解けよ!」
「2度とこのような汚いことはするなよ」
「えー逃がしちゃうの?」
「いいから、次にまたこのようなことをしていたらどうなるか……分かっているだろう」
「あ、あぁだからもう離してくれ」
アラン?さんが魔術を解くと、その男達は全力で走って行った。
あ、お礼言わないと……
「あの、助けていただいてありがとうございました」
「いえいえ~女の子を助けるのは男としてあたりまえだよ」
「だが、なぜ、このようなところに?」
「実は……迷子で……」
「「は?」」
私はアラン?さん達に、これまでの経緯を話した。
私が話している間、2人は笑いをこらえているようでした。
「なんで、城が見えてる状態から、どうやったらこんなとこまで」
「ものすごい方向音痴としか、言いようがないな……」
「そんなに離れていますか?」
「離れてるもなにも、真逆だよ?」
「!!」
「そのようすだと、本当に今までまったく知らなかったようだな」
まさかの、真逆だとは!!
私、本当に大丈夫かしら?これから……
「とりあえず、送るよ城まで」
「確実に、騎士団の者達は探してるだろうからな、それに他国の姫だからな……」
「ありがとうございます。ほんとすみません」
「俺はアラン、よろしく」
「俺はセインだ、よろしく頼む」
赤い髪がアラン、金の髪がセインね
「ミーナです。よろしくお願いいたします」
そして私達は、城に向かった。
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「近くまで来たはいいけど、門番がいないって物騒だよね」
「何かあったんですかね?」
「いや、ミーナを探してるんじゃないか?」
「え!?」
「いやいや、ミーナはお姫様なんだから当たり前だよ?」
「どうしよう~私が迷子になったばっかりに……」
「まぁまぁ、とりあえずここに居れば誰かくるんじゃない?」
「そうですね」
タタタタッ
「ミーナ様!!」
「ほらね、来たでしょ」
「はい、本当にありがとうございます」
「ミーナ様、ご無事ですか?」
「もう、急にいなくなってたからびっくりしたよ」
「すみません、でもこの2人がここまで連れてきて下さいましたよ」
「そうですか、ミーナ様をここまで連れてきていただきありがとうございました。」
「いえいえ、これから一緒に学んでいく仲間を助けるのは、当たり前ですよ」
「君達もルッシェル学院に?」
「はい」
「そうか、だがもう夜も遅い。とりあえずミーナ様をここまで連れてきてくれたこと、改めて礼を言う。本当にありがとう」
「いえ、それでは俺達はこれで」
「またね、ミーナ」
「はい、また」
2人と別れた後、城の部屋へ戻り……メアリから説教を聴き、レオニール様達からは謝罪された。
でも今日は、人生で初めてあんなに人がいるところにいったな……
そんなことを思いながら、私は眠りに落ちた……




