手続き
次の日
私はレオニール様達に案内されて、騎士団の学校……ルッシェル学院へ来ていた。
ちなみに、魔術学校はエルトリーヌ学院と言うみたい。
外観はお城のようで、少し古いのか蔓が至るところに延びていた。とても威厳のある建物だ。
「ミーナ様、気に入った?」
「はい、シルバン様……とても素敵な建物ですね」
「外観も凄いですが、中もとても整備されていて過ごしやすいと思いますよ」
「へ~そういえば、レオニール様達もここで学んだのですか?」
「そうですよ」
「なんだかんだ楽しかったよね~」
「ここで学んだ者達は、騎士団に入る者が多いのです。それに大抵、女は魔術学校に、男はここに入るのが普通ですが……ミーナ様の場合、今までの過ごされてきた環境が特殊ですので、こちらに」
「大丈夫ですよ、レオニール様。そんなに弱くありませんから」
まぁ……そんなことだろうとは思ってたけどね、私としては気が楽でいいんだけど……レオニール様達は、気にしてたみたいだね。
とりあえずは、頑張るしかないよね。
「あ、そうだミーナ様」
「?なんでしょうかジェイク様」
「寮なんですが、二人一組で使うんですよ。まぁルッシェルには平民から、レオニール様やアルマン様のような王族まで、いろいろな身分の者がいます。ミーナ様は、それなりの階級の娘と同室になると思いますよ」
「あ、そうなんですね……さっき寮に案内してもらったときに、二段ベッドだったのでそうだろうとは思っていました」
「あぁ、そういえばバイールでも、同じような感じでしたね」
「はい」
同室の子、いい子だといいな……
それなりの階級って言ってたから、まぁ、いい子なんだろうけどな……
「何かあれば言って下さいね、我々も力になりますから」
「ありがとうございます」
「とりあえずは、明日から入寮になりますから今日は必要な物を揃えましょう」
教科書やら、授業で使う物はすべてブレンディア王国の中心街で買い揃えることになっている。だから、学校に入る前に知り合って仲良しになっていることが多いとか……。
ま、これは男の場合で……女は平民でない限り、家が揃えるのだそうだ。
ま、女子の入学率が少ないってのも理由。
「そうと決まれば、さっそく行こう!」
「そうですね、早くしないと日が暮れますからね」
「え!?そんなに多いんですか?」
「俺の時はだいたい、朝に行って夕食に間に合っただけよかったよー」
「シルバンは入学当日にギリギリ、でしたよね」
「あれはほんとに焦った……」
「それは……また……」
「だから、早く済まして……明日に備えよう」
「はい」
私達は中心街に向かった。




