これからの事
「とりあえず、城に着いたら国王に会っていただきます」
ブレンディア王国の王様って、結構民からの信頼も厚くて、賢い方だっていう噂だけど……私、ちゃんと挨拶できるかしら……
私絶対に大一番で噛んじゃうのよね……
「ミーナ様、そう緊張なさらなくても大丈夫ですよ」
「そうそう、城では変わり者だって言われてるぐらいだし、ちょっと見た目は怖いかもだけど」
「そう、なんですか……」
変わり者……て凄い言われようね、でも見た目がちょっと怖いって、どういうこと?
「とりあえず、まずは国王へ挨拶をしていただきます」
「はい」
「それで明日なのですが、ミーナ様にはブレンディア王国の騎士団の学校へ入っていただこうと思います」
「騎士団の学校ですか?」
「ブレンディア王国には、魔術学校と騎士団の学校があります。この国の者は、そのどちらかで魔術について学ばなければいけません。ミーナ様は基本的なことはすでに、レイヤード様から教わっているようですし、バイール王国でも、騎士団の団長をやられていたぐらいです。そちらの方が、すぐに打ち解けられると思いますが……いかがでしょう?」
「そうですね……私もそちらの方がいいと思います」
「では、そういうことで明日は手続きをしにいきましょう。その時に、案内もいたしますね」
「ありがとうございます」
やっぱり、ブレンディア王国の城とか……騎士団の学校って絶対に広いよねー……バイールでも離宮から訓練場の間でギリギリだったのになぁ……
「ミーナ様?どうしました?」
「あの~実は……私、ものすごい方向音痴でして……」
「方向音痴?でもバイール王国に私達が行った時、案内をして下さいましたよね?」
「その時は……もう必死で死ぬ気で、頑張りました」
「えぇ、あの時は私とジーン様が毎日、ミーナ様に城の案内図を暗記させましたので。ですが、ミーナ様はもう案内できなくなっていると思いますよ」
「うん、無理!」
「ミーナ様……胸はって言わないで下さい」
「なるほどね~そりゃ大変だね~、バイールでは離宮に引き込もってればよかったけど、こっちではそうもいかないからね~」
やっぱり、覚えなきゃダメだよね……
こうなったら……
「メアリ」
「分かりました。付き合いますよ、ミーナ様」
「ありがとう、メアリ」
「なにをなさるつもりですか?」
「アルマン様、しばらくの間、城の中と学校の施設内を歩いてまわりたいのです」
「……あぁ、覚えるためですか?」
「はい……よろしいでしょうか?」
「えぇ、もちろん。あ、それなら案内役を誰か付けましょうか?」
「え、そこまでしていただくわけには……」
「最初の3日ぐらいでも、いた方がいいのでは?」
「それは、そうですね……」
何か……アルマン様ってこんなに強引だったかしら?
「ならば、兄さん……お願いしていいですか?」
「!!なぜ、俺なんだ?」
「バイール王国に行った時の案内をミーナ様にやってもらった。つまり、こちらもちゃんとした対応をしなければいけない。だか、私は何かと忙しい……そこで、兄さんにやってもらいたいんだよ」
アルマン様、やっぱり性格変わったよね?絶対に……こんなに強引じゃなかったはずだもん
「な、なるほど……分かった、引き受けよう」
「ありがとう、兄さん」
わ、アルマン様めちゃくちゃ笑顔……アルマン様って実は腹黒?
素晴らしいくらいに、爽やかな笑顔だよ
「ミーナ様、よろしいですね」
「は、はい」
と、いうわけで案内役にレオニール様が選ばれました。




