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出発

さてさて、四日ってあっという間なんだと改めて感じました……


私の意思をお父様に伝えたあと、私が密かに騎士団の団長をやってたことをいったら……“そんなことはもう知ってる”って言われちゃって、私とお母様がびっくり。

なんでも、私の事を時々探らせてたみたいで……私が毎日めちゃくちゃ楽しそうに、嬉しそうに剣を振ってたことも、騎士団の訓練を受けていたことも知っていたようで……

たまに離宮に傷の治療する道具や薬が届いていたのは、お父様が色々影でやってくれていたんだと、気付いた。

お母様は、そんな私の手を見て“ちゃんと治療して、手入れも怠ってはいけませんよ。あなたは姫で女の子なんだから”ってもの凄く心配していた。

それにしても、レミールにあんまり会ってない気がするけど……よほどアルマン様との婚約が白紙に戻ってショックだったのかしら……


「ミーナ様、そろそろ行きますよ」

「あ、はい!」


私はこれからブレンディア王国へ行く。

ブレンディア王国へは、メアリも一緒に。1人でも知っている者がいた方が安心してブレンディア王国へ行けるだろうと、お父様が許可してくれた。


「身体に気を付けるのよ」

「はい、お母様」

「いろいろな物を見て、経験して、たくさん学んで、またバイールに戻ってきなさい」

「はい、お父様。時々お手紙も出しますね」

「団長……」

「もう私は団長じゃないよ、ジーン。これから団長として、みんなを引っ張っていってね」

「分かってますよ……我々バイール王国騎士団は、ミーナ様に永遠の忠誠を誓います」

「ありがとう」

「そろそろ出発します」


そして私は、みんなに見守られてバイール王国をあとにした。



ーーーーーーーーーーーーー



「ミーナ様、あと半日でブレンディア王国の城下町に着くそうですよ」

「ありがとう、メアリ」


今私は、ブレンディア王国の外れの方にいる。

移動はブレンディア王国で作られた船や馬車を使っていて、魔術なのか、揺れなかったり、長時間座っていても気持ち良かったりと、とにかく快適な旅をしてます。


「ミーナ様、少々よろしいでしょうか?」

「どうかしたんですか?レオニール様」

「もうすぐ着くので、これからの事を少し話しておこうと思いまして」

「はい、わかりました」


私はアルマン様のいる、部屋へ向かった。

実は今、私が乗っているのは見た目はそんなに広そうには見えないのに、中が魔術で広くなっているもので、たくさんの部屋がある。もちろん、庭や訓練場まであるからびっくり。


コンコン

「アルマン様、入ります」

「あぁ」


アルマン様からの返事が返ってきて、レオニール様がドアを開けてくれました。

中にはアルマン様をはじめ、シルバン様、ジェイク様、クラーク様、バイロン様がいました。


「すみません、急に。城に着く前に、ある程度これからのことを話しておこうと思いまして」

「はい、分かりました」




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