決意
「今まで姫の事を隠していたのは、このような事があったからです」
「なるほど」
そんなことがあったんだ……
「ですが、またミーナ様の力を狙う者が現れました。このままだとまた、姫を犠牲にすることになってしまう」
「バイール国王、ブレンディア王国は魔術の国、それに今は魔力を使った武器も発明中です。ミーナ様を守ることも、バイール王国を守ることもできる。どうか、ミーナ様をブレンディア王国へ連れていく許可を」
「…………」
今回は様子見だったとはいえ、町の人達に怪我をさせてしまった。私のせいで、多くの人が傷付いた……
ブレンディア王国へ行けばみんなを守れるかもしれない……だったら……私は
「お父様、私はブレンディア王国へ行きます」
「ミーナ!?」
「ミーナ様」
「何の知識もないままこの国にいたら、もっと多くの人達が傷付く、私のせいで……私が何も知らないばかりに。だから私は、ブレンディア王国へ行きたいと思います」
「ミーナ……お前には今まで辛くあたってきた、親らしいことも一切せずに、お前に本当の事を話すこともできず……すまなかった」
「いいえ、お父様にはこれまでしっかり守っていただきました。それだけで十分です」
「……分かった、ブレンディア王国へ行くことを許可する。気をつけてな、ミーナ」
「はい、今までありがとうございました。お父様も身体に気を付けて」
そして私はブレンディア王国へ行くことに決まりました。
本当のことを聞いたあと、城の人達が一斉に謝罪に来るという事態になり、その中にお母様まで加わっていて、急いでそれを止めたり、ブレンディア王国へ行く準備だったりで、とても多忙な日々を過ごしました。




