滞在五日目~レオニール~
「……」
「どうしたんですか?団長」
「ジェイクか、なんでもないが……なぜ?」
「なんでもないって言ってるわりには、書類がすすんでないからだろ~」
「あ、すまない。すぐに済ませる」
「いえ……でも、団長にしては珍しく進んでいないと、思いまして。何か悩み事ですか?」
そんなに、ぼーっとしていたのか
「ミーナ様のことではないのですか?団長?」
なっ!?
「どうしてそこで、ミーナ様なんだ?クラーク」
「最近の団長の行動見てればわかる。」
「団長の行動?」
「知ってたのか、クラーク」
「えぇ、ミーナ様と手合わせしてから昨日のジェイクとミーナ様の手合わせを、影からこっそり見に行ったり、訓練中もミーナ様を見てたりしてましたからね~そりゃ気付きますよ~」
そんなに観てたのか?
確かに、昨日までの夜の手合わせを観に行ってたのは事実だが、訓練中は……観てないと思うんだが
「そんなに観てたか?」
「無自覚だったんですね~団長」
「なるほど、それならこの状態も頷けますね……ですが、無自覚でやってらっしゃるんですね」
二人が妙に生暖かい視線で見てくるが、なんなんだ
「なんだ?そんな目して」
「団長だって恋の一つや二つありますよね~?」
「そりゃお前たちと同じようなもんだろ?」
「違いますよ、本気の恋ですよ。一晩だけではない、ということです」
「あぁ、それはないな」
「ない!?一度も?」
「あぁ」
「まさかのまさかですね」
「そりゃ気付かないわけだ~」
俺が何に気づいてないってんだ?
何か二人で相談し始めたな……戻ってきた
「とりあえず、団長。今日はミーナ様と朝食をとってきて下さい」
「なんだ突然、今日の打ち合わせもあるから無理だろ」
「それは俺達でなんとかするから、いってらっしゃい団長~」
「だが、」
「いいから行って下さい。仕事が手につかない方が困るんですから」
「あ、あぁ、分かった」
「打ち合わせの内容は、後で教えますから」
「あぁ、ならよろしく頼む」
俺はミーナ様が暮らしている離宮へ向かった。
そして、結果としてはとても有意義な時間だった。
だが、なぜ突然あの二人はミーナ様と朝食を、と言ってきたのだろうか……
それに、俺が気づいてないことってなんなんだ?
離宮から帰ってあの二人に聞いても、自分で気づかないと意味がないそうだ。
今日は朝からいろいろな事がおきるな……
無理矢理、恋愛系にもっていきすぎた感じがありますね……
すみません。




