滞在四日目
「レイヤード様は無事に、到着されたみたいですよ」
「そう、帰ってきたのね。早く会いたいわね、ありがとうメアリ」
「いえ、夜に会いに来られるのではないですか?」
「そうね、ジェイク様との手合わせしたあとになるわね」
「それでは、入浴の支度をしておきますね」
「ありがとう、メアリ」
レイヤード様、帰ってきたのね……お土産なんだろう?毎回面白い物を買ってくるから、楽しみなのよね
話も聞きたいし、久しぶりに手合わせもしたいけど、ジェイク様としたあとだと大変よね
「ミーナ様、まずはジェイク様との手合わせに集中してください」
「分かってる、ジェイク様は何か作戦を考えて来るだろうし、やっかいだなー」
「確か戦略をかんがえるのが得意でしたね」
「そうなのよね」
「ミーナ様は、苦手ですもんね。そういう方」
そう、苦手なのよねー……
シルバン様みたいな人はいいんだけど、頭を使って、いろいろ分析されるとやっかいなのよね
「まぁ、頑張るしかありませんよ」
「そうね」
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「これ、私が作りましたの。食べて下さいますか?」
「えぇ、いただきますよ」
今は、レイヤード様も交えた昼食会を終え、バイール王国を見渡せる小高い丘に来ている。
表向きは国の案内になっているが、本当はレミール様がアルマンと二人になりたいからだろう……
「なぁあれ、本当にレミール様が作ったと思うか?」
「ないだろうな……あんなに溺愛されてる姫が、包丁を持たせてもらえると思うか?」
「ないよな~」
たぶん、侍女あたりに作らせたんだろう
あの国王達がやらせるわけがない
「ミーナ様はやってるよね」
「やらざるをえない状況だったんでしょうね、あの方の場合は」
「そうだね~」
ミーナ様はきっと小さな頃からやっていただろうな
でなければ、きっと今頃は生きてはいないだろう
ミーナ様はきっと、まだ俺達が知らない過去があるだろう、今まで頑張ってこられたのは、支えがあったからだろうな




