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滞在三日目~レオニール~

「面白いことになってるんだね、兄さん」

「そうだな」


俺達は今、ミーナ様の部屋で先程まで話していたことを、アルマンに報告していた。


「でも、まさか姫さんが騎士団の団長やってるなんてな。驚いたね~」

「しかも、すでに剣術に魔力を合わせることもやっているとは……」

「それにはこの国の宰相が何か関わってるんだろ?」

「たぶんな、まだ本人に会ってないからわからんがな」

「なるほど、この国でも珍しい魔力持ちで、ミーナ様に魔力のことを教えたのも、この宰相だということか」


この国の宰相、レイヤード・バックロイは周辺諸国でも有名で、バイール王国国王の右腕である。国王によると明日帰ってくるそうだ。


「明日はその宰相も含めての晩餐会だ」

「今日は、国王夫妻とレミール様との晩餐会……、息がつまるな」

「あー、早くミーナ様と手合わせしたい」

「晩餐会より、ミーナ様と手合わせしてた方が良さそうだね~」

「それほどにミーナ様は強かったのかい?」

「強いは強いな、だが強いだけでなく、相手の様子も観てるような感じだな」

「外から観てたら舞みたいだったよ」

「剣を振る度に、ミーナ様の黒く長い髪が舞って、顔には笑みを浮かべて振っているんだ。まるで夜の女神のようだったよ」

「それほどに美しいんだ、私はバイール王国に到着した時からみていないな」

「そうなんですね、まぁレミール様の婚約者としてここには来てますからね。ミーナ様は騎士団のお世話に手一杯でしょうし」

「でも俺、レミール様よりミーナ様の方がいいな」

「おや、シルバンはレミール様がよかったのでは?」

「いや、ミーナ様とレミール様、本人に会って変わったの」

「それはまた、シルバンも大人になったね~」

「おい!!頭撫でるの止めろよクラーク!!」

「まぁ確かに、レミール様は本物の箱入りのお姫さまのようだが、何かありそうだ」


そう、ミーナ様はまさに、お手本のような姫だった。

アルマンや俺達を前にした時の礼儀作法は完璧だった、だが完璧過ぎて疑わしい……、俺達の職業病みたいなものだが


「とりあえず、まだまだ時間はあるゆっくり進めよう」


そうだ、時間はまだある。残りの時間で、どれほどの情報を集められるかだな……


それからは、バイール王国の者が来てレミール様が、アルマンと昼食を共にということで、レミール様のところへ行き、昼からは訓練をして、あっという間に夜になった。



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