決着
風が止まり、辺りが見渡せるようになった。
「っう!みんな、大丈夫?」
「大丈夫、みたいですが……ケイはどうなりましたか?」
レオニール様に言われ、そちらに目を向けると……。
人が倒れている。
「ケイ!」
倒れていたのは、藍色の髪に戻っているケイ・ルーンだった。
「ケイ!ケイ!大丈夫?」
「ミーナ様、ケイは……」
「大丈夫、息はあるみたいだから気絶してるだけだと思う」
「そうか……よかった」
「光の精霊王、これって悪の精霊は、ケイの中から居なくなったの?」
「あぁ、もうそやつから悪の精霊の気配は感じられん、もう大丈夫みたいじゃ」
「本当によかった……」
「とりあえず、部屋から出ましょうか」
私達は、部屋を出て外にいたバイロン様などから治療を受けた。私も力を貸そうとすると、“ミーナ様!あなたも怪我がひどいんですから、おとなしくしておいてください。あの中でケイの次に、怪我がひどいんですから!”と、普段のレオニール様からは、想像できないほど怒られた。
メアリにも、“怪我の痕が残ったらどうするんですか!”等々……。とても、怒られた。
ケイ・ルーンは、怪我をある程度治してもらったあと、ブレンディア王国のルーン家に引き取られていった。
アランとセインは、今回の事件について話をしなければいけないため、レオニール様やバイロン様などに連れていかれた。
ケイも……アランとセインにも、後日、今回の事件の罰が与えられるだろう。
マーおばちゃんは、アランとセインについていった。
「さ、私達も帰りましょうか。」
「そうだね、あー疲れた……」
「戻ったらすぐに、お風呂と寝る準備をしますね」
「うん、よろしく……」
私達は、王宮にある部屋まで戻った。
治療を受ける前に、光の精霊王にお礼を言っておいた。精霊王は“久々に力を使いすぎたのぅ、まぁまた何かあれば呼ぶがいい、また力を貸そう”と、言って帰って行った。
あー……やっと一段落できる。
疲れた……。
眠くなってきたな……。
「ミーナ様、少し寝ていたらいかがですか?」
「うん、そうするね……」
そして、私は眠りについた。
それから、私が目覚めたのはその日から、2週間後だった。




