決戦2
「アラン、セイン!?こんなところにいたのか」
レオニール様は気づいたみたいだけど、このままじゃ間に合わない!
「風の精霊よ、力を貸して!」
風の精霊によって起きた風を使って、アランとセインのところへ飛んだ。
「邪魔を、するな……第一王子!」
「くっ!なんて力を……」
レオニール様が圧されてる。
元は精霊王だけあって、その力はとても強い。
アランとセインを安全なところへ連れていって、私も加勢しなきゃ!
「アラン!セイン!起きて」
「「……」」
反応がない。
体を揺すって、声をかけても反応を見せない……。
これは……。
「眠らされとるのう……」
「光の精霊王!いつの間に?」
「ついさっきじゃ、精霊達が来る前にワシもアイツの気配を感じたからな、こちらに来ようとしていてな、その道中で精霊達から話も聞いておる」
「そうだったんですね、でもちょうどよかった悪の精霊を止めて下さい!その間に術式を書き上げます!」
「分かった……さて、働くかのぅ……悪に囚われし者を、光の鎖で繋ぎ止めよ」
精霊王が手を挙げると、そこから何本もの光の鎖が出てきて、悪の精霊の体に巻き付いていく。
先程まで悪の精霊と対峙していたレオニール様は、力が抜けたのか床に座り込んでいた。
「レオニール様、大丈夫ですか?」
「俺なら大丈夫です、それよりも術式を……」
「分かりました、念のためレオニール様のまわりに結界を張っておきます。休んでいてください」
レオニール様のまわりに結界を張り、私はまた術式を書き始めた。
術式の3割は書き終わっている。
光の精霊王が止めてくれている間に、書き上げられる。
「……なめるなー!」
悪の精霊が、鎖を引きちぎろうとしている。
「ミーナ、早めに書き上げるんじゃ!やつの力が益々強くなっとる」
「はい!」
術式を書く速度を上げる。
術式はひとつでも書き間違いがあれば、発動しない。もしくは、自爆してしまう。
迅速に、かつ正確に書き上げていく。




