おばあさんは、振り向かない
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:おばあさんは、振り向かない
夜、公園横の道を歩いて居ると、
向こうのほうにおばあさんが居て、
「何やってんだろ、こんな時間に」
と思いつつよく見てみると、
手を合わせて拝んでる。
コツコツコツ。
私の革靴の音が鳴り響き、
そのおばあさんの横を通り過ぎる。
「……」
おばあさんはこちらを
1度も振り向かず、ずっと拝み続ける。
多分、公園の中に向けて、
おばあさんは拝み続けてた様だ。
翌日の昼頃。
今日は会社が休みだったので
別の用事で街中へ。
その時でも
公園横のあの道を通ったのだが、
またおばあさんが
公園に向いて拝んでた。
「あ、また居る」
昨日も見て、今日も見て、
しかも昨日はあんな夜遅くの時間。
本当に何やってんだろうと思い始めて居た。
それから、数日が過ぎた。
その数日間、
私は会社の行き帰りの道で
必ずあの公園横の道を通るから、
あのおばあさんを
ずっと見て居た事になる。
朝夜を問わず、
ずっと拝み続けてたあのおばあさん。
「…誰か大事な人でも、あの場所で…」
そんな事も考えた。
(後日)
そんな或る日の翌日だった。
「え?ここってあの公園じゃない」
私の自宅からも、最寄りのあの公園。
その公園内で1人の女性が殺害されて居た。
そして不思議な事に、
その事件があったその日の夜から、
あのおばあさんの姿は消えて居た。
それ以降、
私はあのおばあさんの姿を見て居ない。
警察が捜査の延長で、
私が住むマンションにもやって来て居た。
聞き込みだ。
私のところにも来た。
「不審者、或いは何か気になった人は居ませんでしたか?」
と訊かれた?
特に目立って、
私の周りにそんな人は
居なかったので、
その通りに応えたのだが、
「あ…」
と私はあのおばあさんの事を
思い出して居た。
警察「え?」
と勢い良く訊いて来るもんだから、
私も応えずには居られなくなった。
「あの、いや、全然関係ないかも知れないんですけど…」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=ITI0Ybxgqng
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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