第三話 謎の機械と森の主
「うぉ! あれだよあれ! すげぇ!」
白が落ちた場所に辿り着いた健介が叫び声を上げる。
いや結構遠い所まで来たなぁ。知らない森だよここ。どうやって帰るんだよ。
「ほら、あれだよあれ!」
健介が森の開けた所にぽつんと置かれている、カクカクしたバランスボールほどの機械を指差す。
90年代のSF洋画に出てくるロボットみたいな色だ。
「あれが落ちてきたやつか?」
「そりゃそうだろ」
なんで言い切れるんだよ……それにこんなのが落ちてきたらもっと地面抉れるだろ……
「…………まあそういうことにしとこう」
「よし! なら持って帰ろうぜ!」
元気だなこいつ……こんな重そうなの持てるわけ……
(ノ´ω`)ノヒョイ
「ちょっと重たいな……」
「………………」
もう何も言わないでおこう……
そのまま帰っていく。方向分かってんのかな……
ドガァアアン!
「「うわあああああああ」」
目の前に何か黒い物が投げ込まれ、それが爆発して俺達は吹き飛ばされる。
「誰だお前!」
健介が叫ぶと、爆煙の中から何かが現れた……!
──────二人を攻撃した謎の人物とは……そして無事に謎の機械を持ち帰る事は出来るのか──────
次回、牛串真矢の世界間航行
第四話
主の死と巨大ロボの復讐
はじめましての方ははじめまして。もしくはお久しぶりです。作者の銀河やきそばです。この作品を読んで下さりありがとうございます。牛串真矢の世界間航行も遂に三話目に到達しました。ですがまだまだ初心者なので、至らないところもあると思いますが、お楽しみ頂けたら幸いです。それでは。