1.1 Homogeneity
DeepLを使うと「均質」と出てきて、文章中が「均質」だらけになり悩んだところです。
「このHomogeneityというのが調べても分かりにくいです。
何が均質なのですか。」
後ろの方を読んでいくと、2次元だと(x, y, w)という風にwを追加する
ということは分かったのだけど、それが日本語と結びつきにくい。
『この文脈だと同次の方が良いかも。
従来のデカルト座標を拡張したもんで、スケールを表現する座標を追加する。』
『あとは同次座標系の文脈だと、投影空間における点と線の表現が均一であることを意味する。』
確かに、後ろの方で双対の話が出てくるから、納得できそう。
「でもなんで”同次”っていうんでしょうね。」
輪読会では咎められていたような質問をしてみる。
『ラテン語の"homogeneus"が同種とか一様とかの意味があったようやね。
スケーリングすると同じになんで』
ちょっとスマホで調べるとラテン語のスペルが間違っているようだ。
「ラテン語だと"homogenea"みたいですね」
ちょこっと間違うところは気をつけないといけない。
『ごめんなさい。ラテン語だと"homogenea"です。』
茶谷さんとエルさんから同時に謝られた。
「ネットで調べていくと、同じような座標系で同次、均質、斉次の三種類が見つかりました。
違いはなんでしょうか」
なぜか急にエルさんが悩み始めた。
「あのー、壮太さん、それだと三つともhomogeneousになるみたいなんやけど、どうする。」
意外なところで止まってしまった。
同次と均質は何となく同じっぽいが、斉次も同じなのか。
スマホで斉次を調べてみる。
そのものでは出てこないので、斉だけで調べてみる。
斉しい(ひとしい;そろっている)という意味らしい。なるほど。
「すみません、日本語の用語の問題らしいですね。」
こんどはこっちが謝った。
DeepLを併用していますが、同次と均質の翻訳が両方とも"homogeous"になったのは実際の話です。
「同次と均質の違いは何ですか。」の英訳結果を確認せずにChatGPTに聞いたとき、
「タイポですか」と逆に突っ込まれました