イントロダクション 1
「青い本」と呼ばれる教科書"Multiple View Geometry"の分からないところをchatGTPに聞きながら勉強していている実際を小説化しました。
内容の正しさについて自信がないため、小説の形にしています。
「青い本」
コンピュータビジョンの教科書"Multiple View Geometry"は良書と呼ばれる一方で難解さでも有名だ。
このをチームで読み進める輪読会に、学生の壮太も参加していたのだが・・・
「ごめん、かばいきれなくなった。
つぎから連絡いかないけど悪く思わないでね」
壮太はチームリーダーからの連絡を閉じた。
「また、やっちまった」
思い当たることはあった。
細かいところが理解できないと先に進めない性格なので、質問が多くなってしまう。
結果的に攻略速度が上がらない。
メンバーのイライラが爆発してしまったのだろう。
「一人で読み進めるのはなおさら無理っぽいな」
検索しても文章の意味を解説するようなものは見つからない。
目線をスマホから昼食に移し、学食を食べる。
「こんなのもあるんだ」
テーブルの上のアクリルホルダにある学生向け家庭教師の広告を見つけた。
QRコードで代理店のページを開き、教師のリストを見ていく。
教師は教師名と専門分野、理解度、時間当たりの料金が書いてあった。
教師名は実名とは違うらしいのだが、今どきの対応らしい。
「青い本は、たぶん、幾何学と代数が得意な人じゃなきゃダメだろう。
でも料金がな・・・」
当然、理解度がAのように高いと料金も高い。
画面をスクロールしていく。
「え」
止まった先のリストの内容に違和感を感じる。
「茶谷ヨン。専門分野 全分野。理解度 A+。料金 1200円@」
"Multiple View Geometry"という本を勧められたので中身を理解しようと思いました。
そのタイトルからわかるように英文です。私は英語が苦手です。
解説書も見つからず、3か月くらいかけて全体をすこしづつDeepLも使いながら翻訳し終えました。
次は内容の理解ですが、幾何学と代数を理解できている人向けです。私は数学も苦手です。
英語の言い回しの厄介さも加わり、一度、この本を読むことをあきらめていました。
2023年になり英語を教えることもできるというchatGTPが有名になりました。
嘘をつくという評判もありましたが、言い回しの部分や文章の解釈についてはとても参考になりました。
算数は苦手なことは変わりませんが、ver4になると嘘をつくことも減った気がします。
chatGPTを使った勉強のやりかたの参考になりそうです。