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歴史3

15年にも及ぶ第二次世界大戦は1945年8月15日に終わった。


この戦争ではヨーロッパのほぼすべての主要都市が戦略爆撃によって過去の姿が想像できない瓦礫の山となっていた。


ドイツは西ドイツと東ドイツにわかれベルリンの壁が作られていた。


西側側諸国VS東側諸国の冷戦、両陣営は味方づくりに躍起になっていた。


そして各地で代理戦争が行われていた。


中華民国VS中国共産党,南ベトナムVS北ベトナム,韓国VS北朝鮮,ソ連は各国にスパイをおくって革命をおこさせようと工作活動をしていた。


アメリカ以外の欧米各国はソ連も含めて疲弊が激しく新たな大陸を探す余裕なんてなかった。


当のアメリカも軍人が80万人以上死亡しており、少なくとも数年は軍の再建に時間が必要だった。


1948年 4月


アメリカの艦隊が横須賀の沖合で停泊していた。


再び到来したアメリカ艦隊に横須賀の人々は,他の都市に逃げ出すもの家に引きこもってアメリカ艦隊が帰るのを待つものと100万以上住んでいる大都市なのに静まり返っていた。


日本政府は平和的に交渉ができないかアメリカ艦隊に使節団を派遣することにしたが18年前のこともあるので戦闘に発展するかわからず、艦隊を派遣するのであった。



アメリカside


ほとんどの国民が欧州の惨状を見て戦争を臆する状態になってしまっているでわざわざ日本と戦争するのは政治的によくないし、東側陣営に入ってしまえば目も当てられないのでわざわざ戦争をする理由もなく 逆にやりたくなかった。だが虐殺した民衆の国家に行くのに武装しないのは危険極まりないので、

結局大艦隊で日本にいくこととなってしまった。


再び日本に行くこととなった日本のことを強い軍隊を追っていない技術の遅れた弱小国だとなめてたが実際は違った。


艦隊が日本近海に近づくとどこからともなく日本の戦闘機が何十機もあらわれた。


しばらくすると日本の空母機動艦隊が美しい輪形陣でやってきたときは自分の目を疑ってしまった。


まともな軍隊がなかった国がたった13年で近代的な軍隊をそろえた日本に対し弱小国から考えを改め、この国を味方にできれば大きな戦力になるだろうと考えるのだった。


 会談


日本の案内船のもと上陸したスミスは日本人に襲われるかもとびくびくしていた。


周りを見ると高層建築物もあり発展した都市のはずなのに、全然人がいないことが疑問だったので、


「これほど大きい都市なのに、なぜ人がまったくいないのですか」

と近くにいた担当官にきくと


「あなた方が艦隊を率いてやってきたからおびえて家にいるんですよ」

といわれてしまい気まずくなるのであった。


案内された建物は真っ白建築物でそれだけで我々がこれから外交する相手は蛮族ではなく高い文明力の持つ国家なんだと改めて思わされるのであった。

 


「アメリカ特使のエドワード スムスです」


「峯田です よろしくおねがいします」


「今回日本に訪れた目的はあなた方と国交を結ぶためです。また我々の陣営の代表国家イギリス、フランス、イタリア、西ドイツもあなた方と国交を結ぶためにここにきています」


「すいませんあなたの陣営とは何なのでしょうか」


「言っていませんでしたね、我々の陣営について話す前に2年前まで行われた第二次世界大戦について話します。ヨーロッパにはファシストの枢軸国 共産主義のソ連 資本主義の連合 という3つの陣営がありました。そして枢軸国と連合国による戦争が起きました 前回我々がすぐに本国に帰還したのはこの戦争が起きたためです。その後枢軸国のドイツがソ連にも宣戦布告その結果枢軸国VS連合国+ソ連という構図となりました。この戦争は我々連合国とソ連がかったのですが、資本主義と共産主義 今まで共通の敵がいたから協力できただけ戦争が終わった今 協力などできるはずなくわれわれ資本主義国家と共産主義国家は敵対関係となっています。また資本主義国家が西側に共産主義国家が東側にあるので東西冷戦といわれてもします。」


「説明してありがとうございます われわれに国交開設だけじゃなくあなた方の陣営に入ってもらおうとしていますよね」


「さすが察しがいいですね、日本には我々の陣営に入ってもらいたいです。我々の優れた技術を得られますし日本は資本主義で民主主義だと聞いています我々の陣営に入って得することが多いそしてあなたの国を守ることができます」


「そうはいったて日本はあなた方の陣営に入らなければ争いに巻き込まれないと思うのですが」「それは違いますもしわれわれが去ったとしてもいずれ必ずソ連も日本に訪れるでしょう、ソ連は共産主義で軍事力で脅して自分の陣営に入れようとします。共産主義に反発するものを片っ端から粛清し洗脳を行うような危険な国家です。そんな国家よりは我々の陣営に入る方が日本のためになるでしょう」確信めいた表情で言う


「陣営に入るかどうかはまず国交を結んでから決めるとしましょう。ただ陣営に入るかは政府が決めることですが、国民が納得しないと入ることはないでしょう」


「まあそうですよね」


「あなたの大統領が横浜で起きたことを謝罪すれば納得するかもしれませんが」と落ち着いた口調で言うと


「そんなこと言うなんて絶対できません」とバンと机をたたく


「あなた方は無防備な民間人を殺すことが許される国なのですか?国民は怒っていますそれを忘れないでください」


スミスは気まずい思いをするのであった。その後国交開設へ向けての交渉は続いたが、


日本が陣営に入ることについては双方ふれなかった。


「‥‥そういう事情があったようです」


「日本は連合国陣営に入れということかソ連のことを考えると日本にとって利がある話ではあるが、国民は納得しないだろうな」

と総理大臣は困った顔をしていた


「峯田君もアメリカ大統領が謝らないかぎり国民は納得しないでしょうといったみたいです」


「アメリカ大統領が謝ってくれたら楽なんだけどな」

とため息をつく。


「まあたぶんそんなこと起きないでしょうね、アメリカは世界を二分する超大国が一国家に対し謝罪なんて面子が丸つぶれなので」


「まあ我々としては中立かなソ連なんかよりはアメリカと仲良くしたいね」


「そうですね」


いい意味で日本の予想を裏切るのであった。


アメリカ合衆国ホワイトハウス


「日本との交渉ですが対等な条件で国交開設となりました」


「いい感じだな。我々の陣営には入ってくれるのか」


「それは難しいようです18年前横浜で日本の民間人を殺したことでかなり民衆のアメリカに対する反発心が強いようで、日本政府としては陣営に入るのに前向きのようなのですが国民を納得させられない以上できないそうです」


「何とか日本を陣営に入れられないだろうか我々が悪いとはいえかの国の経済規模軍事力を考えるとあまりにもおしいとつらい表情をする米大統領。


「そういえば米大統自ら謝罪すれば国民は納得するかもしれない外交関係者はいった」


「やはりするしかないのか……連合国のトップとしてしたくはないのだが」


「このままだとソ連おやつらに行くことはなくとも将来的に敵対するのは確実です。新たな敵を作る時ではありません。今少しの恥を捨てれば強力なパートナーを得られるかもしれません」


「やっぱするしかないのか……」


1948年某日


「アメリカ政府は横浜で起きた住民の虐殺についてアメリカ側に責任があること認め、なくなった人。そしてその家族に深く謝罪します。この悲しい事件をけっして忘れず、再びこのような悲しい事件が起こさないことちかいます。そして長い時間をかけ日本と歩みあえるようになることを願います」


アメリカ大統領が日本というよくわからない国家に謝罪声明を行ったことに世界は騒然とし日本はどのような国なのか各国の諜報員が調べだすのであった。


 



  



                                                               

 

 

 

 

  

  

  






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