無能の殿様~殿、うっかり暗躍してしまう~
ヒデヤスは大国の王だった。
ヒデヤスは政を行わず、一日中まともに護衛もつけずに国内をふらついていていたため、国内外から”無能の殿様”と呼ばれていた。
国民は間抜けな顔で道を歩くこの主君をなめきっている。
また世界の要人からも重視されていないのか、一度たりとも暗殺や誘拐されたことがない。
しかし、そんな者が主君であるはずのヤマブシ王国は強国に隣接していながら、今日も平和だった。
「今日もいい日になりそうじゃな」
ヒデヤスは今日も散歩へと出発した。
ヒデヤスは政を行わず、一日中まともに護衛もつけずに国内をふらついていていたため、国内外から”無能の殿様”と呼ばれていた。
国民は間抜けな顔で道を歩くこの主君をなめきっている。
また世界の要人からも重視されていないのか、一度たりとも暗殺や誘拐されたことがない。
しかし、そんな者が主君であるはずのヤマブシ王国は強国に隣接していながら、今日も平和だった。
「今日もいい日になりそうじゃな」
ヒデヤスは今日も散歩へと出発した。
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2022/06/22 19:24
(改)