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第二話 今後の計画

僕は職業の議を終えて教会を出て一目散に家に帰った。

親に戦闘職になれたことを報告することだ。


僕は一人っ子だが七歳から冒険者になりたいと言い、最初は危険だから反対されていたが十歳頃から応援してくれるようになり、今日は父さんの方が緊張してたぐらいだ。


僕は家に着くとすぐに、


ラ「父さん!母さん!僕剣士だったよ!!!」


父「そうか!!!それは本当に良かった!!これで冒険者になれるな!!!」


母「ライヤ。本当におめでとう。これもライヤが毎日努力してきたからだよ」


ラ「うん!本当に良かった!!」


父「今日はお祝いだな!何食べたい?」


ラ「お肉!!でももうトレーニングの時間だからもういくね!」


僕はいつもより早い時間にトレーニングに行った。


それには理由が三つあり、一つ目が本当に戦闘職になったことを早く実感したいからだ。


戦闘職になるとその時に身体能力が格段に上がると言われている。

急に身体能力が上がると感覚とのズレが出ると思うのだが何故だが大丈夫らしい。

そのことも含めて実際に体を動かしたいのだ。


そして二つ目は自分の剣士のタイプを検証したいからだ。


以前自分の職業にあった身体能力が手に入ると言ったが、僕が様々な転職を勉強している時にあることを見つけたのだ。

それは同じ剣士でも能力が全然違うのではないか?

ということである。


転職には色々種類があり自分の職業の上位で自分に合った職業になることは分かっているがそれ以外は謎で、そこに疑問を持った僕は剣士から転職した人の戦闘スタイルも勉強したら、


もともと一撃で倒すタイプは腕力が強い大剣士。

ヒットアンドアウェイが多いタイプは敏捷特化の短剣士。

オールラウンダーで尖った所が無い人は盾剣士。


等の戦闘スタイルにより上位職が偏ることが高い傾向があると分かったのだ。


そこで僕は戦っていく中でその戦闘スタイルになった可能性もあるが、剣士の時点で能力に偏りがあり、結果的にその戦闘スタイルになったのではないかと思ったのだ。


それに加えて戦闘スタイルのことでもう一つ思った事があるのだがそれは実際にダンジョンに潜る時に検証すればいいだろう。


まぁー少し話がそれてしまったが、僕はどれかに特化しているのかそれとも特化なしの平均タイプか検証したいのだ。


そして最後がスキルの検証だ。


スキルとは職業とは全く別にある特定の人に特定の条件のみに発動し能力の大幅アップ等の謎が多いがとても凄いものなのだ。


そしてスキルの千差万別であり、その人にあったものが出る事だけ分かっているのだが詳しい能力発動条件は自分で見つけるしかなく見つけれなければ宝の持ち腐れだが、もし使いこなせるようになれば圧倒的な能力を手にしスキル次第では最初の職業でA級ダンジョンのモンスターを一撃で倒せるものまであるそうだ。


そこで僕は二つスキルがあるのだそれがどのようなスキルなのかを考察したいのだ。


以上の三つの点が速くトレーニング早くしたい理由だ。


僕は早速剣を持つと早速実感できた。


剣が軽すぎるのだ。

それに剣が手が延長した身体の一部のように凄く自然に動かせるのだ。

そして目がいつも以上に見えるようになったし感覚的に後ろも見えているような気がするのだ。

そして剣はいつもよりも圧倒的に早く振っているのにいつもより遅く見えるのだ。


僕は想像以上の能力アップに仰天しながらも興奮し、休み無くトレーニングをしていたら気が付いたらもう夜になっていた。

なのに全然疲れていない。


今までは何だったのか。と思えてくるが今までの努力のおかげでこんなに能力アップしたかもだし、努力は例え無駄だったとしてもコツコツ積み重ねる事が大事なんだ。


家に帰ると父さんと母さんはごちそうを準備していて家族団欒の時間を過ごした。


そして夜になると今後の計画を立てることにした。


今後は先ず一か月ぐらいを目途にトレーニングをしながら自分の能力タイプの発見と、それに伴った序盤に行う戦闘スタイルの特訓だ。


それに並行して今日気になったこととスキルについての勉強だ。

スキルは十万人に一人くらいの確立だからまさか僕にスキルがあると思わなかった。

それに二個も。


流石に一か月でスキルの能力が分かるわけないが条件によって発動するタイプかそれとも常時発動タイプなのかぐらいは調べておきたい。


本来はスキルの能力全部わかってから冒険者になりたいが、もしそうしたら一生冒険者になれない可能性があるのでそこは諦めるしかない。


続いて一か月後にはこの国の王都に行きそこを活動拠点にし、三年かけてある検証を行う。


何故三年かというと冒険者には十五歳までは色々厄介な制約があるからだ。


それはこの国では成人を十五歳としているため親の許可証が無いと冒険者になれないこと。

十五歳になるまで最低ランクのG級ダンジョンにしか入れないこと。

G級ダンジョンだけでは生計を立てるのは厳しいこと。


の三つが厄介な制約だ。


この国は十五歳が成人であることやもし何かあってもG級ダンジョンぐらいなら死ぬことはないので未成年の冒険者を守るための制度なのだが普通の人からは邪魔でしかない。


さらに王都には十二歳から三年間かけて冒険者のことやモンスターの勉強をする冒険者学校があるのでそれに入るのが一般的で、

それにG級ダンジョンレベルなら一か月あれば普通は攻略出来るため、学校に行かなかったとしても十五歳になってから冒険者になるか誕生日の一か月になるのが当たり前なのだ。


だが僕は冒険者学校で習うことはもう独学で勉強したし三年間実践で努力出来る機会を無駄にするつもりはない。


だから十五歳までG級ダンジョンに籠り続ける予定だ。


取り敢えずはこんな感じでいいだろう。


さぁー明日もトレーニングしないとだから今日はもう寝よう!


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