姿
1日遅れすんません…
「魔王様の誕生日会…なるほどにゃあ。道理でコルネちゃんが帰ってきてるわけにゃ」
「あはは、違う違う。今日はたまたま休みだっただけだよ。私が誕生日って知ったのも今朝ディード様に声をかけられてからだったし。でも、ディード様はユウキ様に言われるまで知らなかったー、ってさ」
「うーむ…?アメリ姉さんは知ってたにゃ?」
「いや、私も知らなかった。そういえば魔王様のプライベートな部分はあまり知らないな」
「確かに…あ、ちょうどいい所に!エメラ様!ちょっと来てもらってもいいにゃ?」
「はいはーい!どしたのミーにゃん?」
「魔王様の親友であるエメラ様に質問にゃ。魔王様の誕生日って今まで聞いたことあったにゃ?」
「実はないんだよねー、今回の誕生日会ってユウキっちが企画したイベントだし、あーしも先週まで知らなかったかな」
「ひょっとして魔王様って誕生日を知られたくないとか…」
「いやいや、そんな事は無いはずだよ。ムッギは真面目だから『私の誕生日よりも優先することがあるでしょ』なーんて考えてたんじゃないかな?」
「なるほど…魔王様は働き詰めだからな。1日くらい息抜きしても誰も文句を言わないだろうに」
うんうん、と皆で頷き合う。
城に仕える者たちが仕事を終え、宴会場に集まりだした時間帯。
ワイワイガヤガヤと段々と賑やかになっていく。
そんな光景をボーッと見ていると、人混みからアニスちゃんがやってきた。
「あ、ミーナ。ユウキはどこにいるの?」
「ユウキ様はサプライズの準備があるからって舞台裏にいるにゃ。お前たちもきっと驚くぞー、とも言ってたから、多分行かない方がいいにゃ」
アニスちゃんはうーん、と唸った後に私の隣の席に座った。
それからしばらくすると、ステージ上に司会者?のメレス様が現れた。
「皆、静かに。これより、魔王様の誕生日会を始めます。まず初めに、ユウキ君から魔王様へのサプライズを。それでは、魔王様とユウキ君、ステージ上にどうぞ!」
その声と共にステージの右から見知らぬ男性、左からこれまた見知らぬ女性が、目隠しをされたままゼラン様に連れられてやってきた。
その異様な光景に会場内がしん、と静まり返った。
「それじゃあ、ここに立っててね」
「えっ?ここで…いいんですね?」
嬉しそうなゼラン様はステージ上に女性を配置し、ささっ、とステージから去った。
男性は女性の目隠しを外し、2人は目を見つめ合った。
えっ…まさか…
「え…先、輩…?」
「ああ、ツムギ。俺だよ」
魔王様とユウキ様の前世の姿!?
お誕生日編は3話位で終わるかなーとか考えてたけど、あと2、3話位続きそうかな?
次の更新日は未定、4日以内には頑張ります。




