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銃は剣よりも強しっ!  作者: うらにうむ
第一章 転機
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フラグ


(それにしても、寒いな…)


『この国では現在秋の終盤ですからね』


俺達は森の中に入ってから数分が経過した。


木々の隙間を通り抜ける風が冷たい。


(ダウンジャケットでも創っとくか)


『いいですね。でも、街の中に入る時は少し目立つと思いますよ』


(この気候の中、袖の短いワンピースだけの少女のが目立つだろ)


『まぁ、確かにそうですね』


早速創ったばかりのダウンジャケットを羽織る。


何となくで創ったにしてはサイズもちょうどいいし、温かい。


適当なイメージのまま創造してもどうにかなるようだ。


(…おい、なんか獣臭がするんだが)


『狼人の特徴が早速出てますね。狼人は鼻がいいですから危険の察知もできますよ』


(いや、そういうことを聞いてるんじゃなくて…)


ガサッ!


右だ


俺がショットガンを構えて右をむくと…


「…あ…ども」


「…」


茂みの向こうに、でっけぇ熊が鎮座していた。


『あ…死にますねこれ。お疲れ様でした』


(諦めんな!!)


『人が苦しんでる姿を見るのは嫌なので、無駄な抵抗はせずに一撃で死にましょう』


(お前それでも女神かよ…!)


役に立たない女神は置いといて…


熊と出会ったら目を離さず、背を向けずにゆっくりと離れろ。と山を所有していた爺ちゃんが言ってた。


ゆっくり、目を離さずに進行方向にむかって歩く。


そう、ゆっくり、ゆーっくり…


…なんか熊起き上がったんだけど


あれ?こっち来てね?


えっ、早っ


「ガオオオオオオ!!!」


「うわあああああああ!!!爺ちゃんの嘘つきいいぃぃぃぃ!!そういえば爺ちゃん熊に襲われて死んだんだったなああああああ!!!」


『そういえば狼人って身体能力高いんでしたね。本気で逃げましょう。多分熊も追いつけないはずです!』


「うるせぇ!黙ってろ!」


くっそ!どいつもこいつもおおおお!!!


〜〜数分後〜〜


「はぁっ!はぁっ!撒いた!」


『お疲れ様です!貴方ならやれると信じてましたよ!』


「黙れ…くそっ、なんでこんな目に…」


『なんで銃使わなかったんですか。あんなに余裕ぶってたのに』


「馬鹿言え!向こうの世界の熊はライフル弾ぶち込まれても数百メートル先の狙撃手を叩き殺すために走ってくるんだぞ!あんなでかいの、いくら至近距離とはいえ、散弾銃じゃ無理だ。これで殺せるのはせいぜい鹿とかそこら辺だ!」


『ふふん、この世界の恐ろしさがわかりましたか。そんな簡単にいかないってことですよ』


何誇らしそうにしてんだ!


あのサイズを撃ち殺すなら散弾銃よりも、デザートイーグルやS&W M500くらいの大口径の銃を使うほうがいいだろう。しかし、この2つは特に反動がでかい拳銃だ。この小さい体で使える気がしない…


…リスキーだが、ここで銃を撃つ練習をするのはアリかもしれない。


そもそも撃ち方は知っているものの、撃った事はない。


当たり前だ。なんたって日本で生まれて日本で育ったからな。


どうすべきか…音でモンスターが集まってくるかもしれないし、逆を言ってしまえば音で逃げてくれるかもしれない


『やってみましょう!これからのためにも練習は必要です!』


(さっきまで銃に対して文句言ってたくせに…)


『まぁ、私とて死にたくは無いですからね。私を死なさない為にも、頑張ってくださいね』


(…じゃあ、やってみるか)


とりあえず今手元にあるショットガンを構えて、近くの木に狙いを定める…


〜〜数分後〜〜


結果を言ってしまえば、狼人の身体は凄かった。


ショットガンはもちろん、大口径のマグナムでさえしっかり扱うことが出来た。


反動で怯むこともないし、ちゃんと狙ったところに当てられるくらいの技量もある。


(んー、割と怖い物なしかもしれないな。この身体)


『ふむ、これは本当にどうにかなりそうですね…きっと、さっきの熊だって余裕ですよ!』


(おい馬鹿やめろ。そういうことを言うと…)


ガサッ


…やりやがったこいつ


フラグという言葉を知らんのかこの馬鹿は


音が聞こえた方向をむくと…


「ガオオオオオオ!!!」


「ほら見たことか!!!ネムの馬鹿野郎!!」


『ええええええ!?私が悪いんですかこれ!?』


お察しの通り、先程のクマがいた


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