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銃は剣よりも強しっ!  作者: うらにうむ
第二章 魔王国
35/87

コラル

もう12月かぁ…


「商人証明書を」


「ん」


「…確認しました。どうぞ」


偽の商人証明書を提示し、コラルに侵入した。

門をくぐると、大きな市場が広がっていた。

野菜や肉、雑貨や日用品まで幅広く売られており、とても賑わっている。


「えっと、これどこに行けばいいんですか?」


「えっとね、まずは僕たちが拠点にする家からかな。案内は僕がするよ」


メレスが案内した場所は、街から少し離れたぽつんと立っている一軒家だった。


「こんなに大きな家使ってもいいのか?」


「うん、今はもう誰も使ってないはずだから」


小さな馬小屋にユーリをいれた。

ネムはユーリの首を撫で、持っていたにんじんを食べさせている。


「ユーリ、お疲れさまでした。ユウキさん、メレスちゃん、先に行っててください。私はユーリのお手入れをしますので」


そういってネムは井戸の方に水を汲みに行き、俺とメレスは家の中に入った。


「長い事手入れされてなかったみたいだな、埃だらけだ」


「んーっ!久しぶりの我が家、懐かしいなぁ」


「…え?」


「ん?」


ごく自然にそう言われて流しそうになったが、今我が家って言ったよな。


「ああごめん、言ってなかったかな。僕は元々コラル生まれで、ここに住んでたんだよね。まぁ色々あって現魔王国に逃げてきたんだけど」


そう言うメレスの顔は少し寂しそうだ。

何故逃げたのか、と聞くのはなんとなくやめておいた方がいいと判断し、何も言わず箒を手に取った。

さあ、この汚れきった家を綺麗にしよう。


~~1時間後~~


「げほっ、げほっ!」


家具を外に出してから家の中の掃除に取り掛かったが、何年間放置されてたんだこの家。ってくらいの量の埃にまみれており、リビングの床にはよくわからない黒いシミ、壁にかかった燭台には蜘蛛の巣がびっしりと張り巡らされている。

お化け屋敷みたいだな…

…?なんだこれ?

カーペットが敷いてあった場所に床下収納のような扉があった。

カギはかかっておらず、簡単に開いた。

中には何も入っておらず、屈んだら通れそうな通路になっていた。

…行ってみよう。

奥に進むと曲がり角。

その奥から光が見える。


「あれ?ユウキさんそんなところで何してるんですか?」


「なんだ、馬小屋につながってたのか」


出た場所は馬小屋で、ネムがユーリの身体を濡れタオルで拭いていた。


「秘密の通路見つけたと思ったんだが、緊急用の脱出路的な感じだったみたいだな」


「そうですか…遊んでないでちゃんと掃除してくださいね」


「うっせ」


再び家の中に戻った。

一通り家の中を見たところ、リビング、キッチン、トイレ、個室2部屋、書斎、研究室(?)、そして外には馬小屋と井戸。

街の家と比べても相当裕福だったことがわかる。

そんなメレスがなぜ魔王国に逃げたのか、いつ逃げたのか、なぜ誰も家に居ないのか。

考え始めたら止まらなくなってきた。

…とりあえず、さっさとこの部屋片付けてほかの部屋も探索してみよう。

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