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銃は剣よりも強しっ!  作者: うらにうむ
第一章 転機
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領主

お久しぶりです。

テストから復活して約一週間サボったうらにうむです。


いろいろあってローズの名前を『ネム』に変更しました。

創造力という花言葉を持つ、ネムノキからとりました。



ギルドで報酬をもらった後、昨日同様、酒と食料を買って宿屋で晩酌をしている。


「んくっ、ぷはぁ、それにしても、あいつちゃんと間に合ったのか?」


「刺されて2時間もたってないので、間違いなく生きてますよ。心配してあげるなんて、ユウキさんは優しいですね」


「んなことねぇよ」


「むふふ、照れてますね」


この世界では、教会に行くと無料で治療を施してくれるらしいので、男を教会に預けた。


きっともう治療は終わっているだろう。


まぁ、心配しなくても大丈夫なのだろう。


「ふぅ、ごちそうさまでした」


「でした…何か足りません…」


こいつはどれだけ飲めば気が済むんだ…


昨日はネムの悪酔いが酷かったので、一日一本までと決めておいた。


「我慢しろ、お前は厄介な酔い方するからな」


「でもー…」


「ほら、歯を磨け」


「むぅ」


不満な顔をしながらも、しっかり言うことを聞いている。


こういう素直な所がこいつのいいところなのかもしれない。


「じゃ、寝るぞ」


「はーい…ユウキさんおやすみなさーい…」


「おう、おやすみ」


~~翌朝~~


『ユウキさん、なんか入り口の方が騒がしくないですか?』

 

(ん?ほんとだ。なんだろ)


ギルドの入り口がざわざわしている。


このままでは入れないのだが…


「白髪と黒髪の狼人の女性はこのギルドに居ますか?」


「ええっと…黒髪はともかく、白髪の狼人はこのギルドに所属していますが、まだギルドには…」


『…これって私たちのことですよね?』


(だよなぁ…俺たち何かしたっけ)


「では、昼頃にもう一度…ん?」


『「あ」』


人だかりから出てきたのは、昨日助けた金髪の男だった。


昨日の冒険者風の服装とは異なる、高そうな貴族が着てそうな服を着ている。


「あなたは…!昨日は本当に助かりました!助けてもらったのにお礼も言わずに…」


「お、おう。お礼を言える状況でもなかったし、気にすんなよ」


俺は男にありったけの感謝を述べられた。


公衆の面前でこれはさすがに恥ずかしい…


「それでなんですが…お礼をしたいので、私の屋敷に来てもらえませんか?」


「屋敷?」


「ああ、すみません、自己紹介がまだでしたね。私の名前はダンテ・ファブル。この街の領主です」


『あー、あの胸についてるバッジ、本物の領主みたいですよ』


(おいネム、どうする?ついてくか?)


『いきましょう。お礼をしてくれるのに断るのは失礼ですよ。それに、ひょっとしたらお酒をたくさん…!』


(魂胆だだ漏れじゃねぇか。でも、失礼か…確かにそうだな)


それにしても、領主ともあろう人物がなんで昨日あんなところに居たんだ?


「俺の名前はユウキ。屋敷まで案内してもらえるか?」


「ええもちろん、こちらです!」


俺たちは屋敷についていくことにした。

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