イミテーション貨幣理論 IMT（Imitation Monetary Theory）（偽神話）の黄昏
このストーリーはフィクションです。
ルージ危機（紛争、戦争）において、侵攻したユーラシアユニオン共同体に対してアメリタ連合国、グレートグリート王国と旧先進国の国々は厳しい経済制裁をかけた。
しかし、ユーラシアユニオン共同体の真の姿はその資源にあり、旧先進国の国々にガスや金属資源などの重要な物資を輸出していた、アメリタ連合国、グレートグリート王国と旧先進国の国々は自国のユーラシアユニオン共同体の資産を凍結してユーラシアユニオン共同体の通貨での取引を停止しようとした。
ユーラシアユニオン共同体は以前よりアメリタ連合国、グレートグリート王国の通貨に代わる国際決済の仕組みを研究しており、他国が自国の資源を買うにはユーラシアユニオン共同体の通貨で支払うように決めた。
また、資源をもつ国々、一世紀にもわたって先進国の資源供給地として発展を制限されていた国々はアメリタ連合国、グレートグリート王国と旧先進国に反旗を振りかざし始めた。
資源国はユーラシアユニオン共同体の国際決済のシステムに乗り始め、決済の方法として資源、金地金に連動し始めたユーラシアユニオン共同体、汎中央国家共同体に賛同し始めた。
この事はどのようなことをいうと世界に2つの基軸通貨ができて、2つの価値、システムが構築されつつある。
旧先進国は盛んにここ通貨革命後30年は通貨を発行して資源を買いあさって常に経済が発展しているように見せかけていたが、それがもう一つの価値基準が生まれたことで脅威が生まれたという事だ。
資源国の中にはアメリタ連合国、グレートグリート王国から以前より経済制裁をされていた国々も彼らのシステムではない新たなシステムで資源を売り経済発展を始めようとしている。
旧先進国は今度はもう一つの通貨を買って資源を購入する必要が出てくるだろう。
イミテーション貨幣理論の肝は世界で一つの唯一の価値基準にある、それが崩れ始め1つの物に2つの価値基準が生まれればそれは崩壊が始まっている。
それはこの紛争が続けば続くほど世界の半分はユーラシアユニオン共同体、汎中央国家共同体のシステムの移行のための時間ができる。そしてルナウイルスの混乱が続けば続くほど世界は分断されこの動きを加速させる。
ルナウイルスの罹患者たちは頭の中が常に情報の奔流でいっぱいになっており、彼らにとっては2つの経済システムが生まれようとしているなどどうでもいいことになっている。
