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強制ダイエット

世界では貧富の差が広がり、豊かな国は貧しい国が必要としている食べ物を捨てているのが現状だ。これを悲しく思った神は太っている人間を無くすことにした。


「人間はみな平等でなければならん、肥満をなくす!」

神がそう言うと、使用神が


「肥満児を殺すのですか?」

ときいた。


「そうではない、強制的に痩せさせるのだ」


「どのようにして痩せさせるのですか?」


「なに、脳に少しだけ細工をすれば良いのだ」


「どのような細工でしょうか?」


「それはみてのお楽しみだな、だがしかし脳に周波を与える方法ゆえ、肥満している人間以外にも効力が出てしまう」


「それはダメではないでしょうか?」

「なに大丈夫さ、これをすれば人間はありがたみを知り、生き方を改め、正しく生きていくだろう」


そう自信満々に神は言うと、早速取り掛かった。


その日から人間は食ができなくなり、共感力のない野蛮な人間のみが残ってしまった。神はさらに上の神に処罰を受けた。


「貴様は人間になにをしたんだ?」


「いえ、ただ、食べ物を食べる時、人間の脳がその食べ物が最後に見たものそして気持ちをも味わえるようにしたのです。美味しいだけではあまりに不公平ではないですか?」

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